cautious
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
cautious のコアイメージは「潜在的なリスクや危険を事前に察知し、それを避けようとする意識的な姿勢」です。語源はラテン語 cautus(用心した)で、caution(注意・警告)と同根です。単なる「のろのろしている」のではなく、リスクを頭の中で計算した上で慎重に動く、という知的な判断プロセスが含まれています。だから「無謀な行動を取らない」「発言を選ぶ」「投資を絞る」など様々な文脈で使われますが、根底にある「見えないリスクに備える意識」は常に一貫しています。ポジティブなニュアンスが強く、「慎重で賢い人」という印象を与えます。
2意味一覧
-
形容詞
用心深い、慎重な
リスクを先読みして行動を抑制している状態を指す。危険が見えているから、あえてブレーキをかけているイメージ。 -
形容詞
(発言・判断が)慎重な、断定を避けた
言葉や態度においても「リスクを避ける」意識が働き、断言せず含みを持たせた表現になる文脈でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
cautious は「賢く先読みして慎重」というポジティブなニュアンスが強い。一方、timid(臆病)や hesitant(ためらいがち)は否定的なニュアンスを含むため、文脈に応じて使い分けが必要。「度胸がないから動けない」は cautious より timid に近い。
be cautious about〜(〜に対して慎重である)と be cautious of〜(〜に用心する)の前置詞の違いに注意。of の後には具体的な危険や脅威が来ることが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| careful | もっとも汎用的で「注意している」全般を指す。cautious よりも日常的・中立的。cautious はリスク回避の意識がより強い。 |
| prudent | 「思慮深さに基づいた賢明な判断」に重点。cautious より知的・フォーマルな響きで、長期的な判断に使われることが多い。 |
| wary | 「警戒心が高く、信用しない」ニュアンスが強い。cautious より疑念や不信感が含まれる。wary of strangers(見知らぬ人に用心深い)のように使う。 |
| timid | 「臆病・小心」という否定的なニュアンスがあり、主に性格の弱さを表す。cautious のポジティブな評価とは対照的。 |
対義語: reckless、bold、rash、impulsive
6派生語・関連語
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caution
名詞・動詞
注意、用心;〜に警告する
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cautiously
副詞
慎重に、用心深く -
cautiousness
名詞
慎重さ、用心深さ -
incautious
形容詞
不注意な、無謀な
7コロケーション
- be cautious about 〜(〜について慎重である)
- cautious optimism(慎重な楽観論)
- cautious approach(慎重なアプローチ・取り組み方)
8確認テスト
“The committee issued a cautious statement, neither confirming nor denying the allegations.”
①委員会は強い口調の声明を発表し、疑惑を全面否定した。
②委員会は慎重な声明を発表し、疑惑を肯定も否定もしなかった。
③委員会は誤った声明を発表し、疑惑を不必要に認めてしまった。
④委員会は急いで声明を発表し、疑惑についてすぐに結論を出した。
②
「cautious statement(慎重な声明)」は、断言することによるリスクを避け、含みを持たせた表現を選んでいる状態。後半の「肯定も否定もしなかった」という内容がこのコアイメージを完璧に裏付けている。①③④はいずれも cautious の「先読みしてリスクを避ける慎重さ」とは反対のニュアンスを持つ。
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