sanction
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
sanctionのコアイメージは「権威ある力が何かに対して下す公式な判断」。ラテン語のsanctus(神聖な)が語源で、「神聖な力が認める」ことが根底にある。この単語が「認可・承認」と「制裁」という一見正反対の意味を持つのも、実はコアイメージが同じだから。「権威が認める=認可」であり、「権威が反則と判断して罰を下す=制裁」。つまり、権威ある存在(国家・法・組織)が「これはOK」または「これはNG、だから罰を与える」と公式に判断する行為がsanction。日常で「制裁」の意味で複数形sanctionsとして使われることが多いが、動詞で「認可する」の意味でも重要。
2意味一覧
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名詞
(公式な)認可・承認
権威ある存在が「これはOKだ」と正式に判断すること。政府や組織が公式にお墨付きを与えるイメージ。 -
名詞
制裁(措置)/罰則(複数形sanctionsで使われることが多い)
権威ある存在が「これはNG、罰を与える」と判断すること。認可と表裏一体で、同じ「公式な判断」がネガティブ方向に働いた結果。 -
動詞
(公式に)認可する・許可する
名詞の「認可」がそのまま動詞化。権威ある立場の主体が「公式にゴーサインを出す」行為を表す。 -
名詞(やや発展)
(行動を促す・抑制する)拘束力・強制力
法律や社会規範が持つ「守らせる力」そのものを指す。認可と制裁を合わせた、ルールを機能させる根拠となる権威的な力のこと。
3例文
4よくある間違い・注意点
「認可」と「制裁」が同じ単語なので文脈を見誤りやすい。複数形sanctions(特に経済制裁)は「制裁」、単数形でwith the sanction of…のような形は「認可」と判断できることが多い。
動詞の sanction は「制裁を加える」ではなく「認可する・許可する」の意味なので注意。’sanction the plan’ は「その計画を制裁する」ではなく「その計画を公式に認める」という意味。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| approval | 「認可」の意味に限定した類義語。権威的・公式な響きはsanctionより弱く、個人レベルの賛成・支持にも使える。 |
| authorization | 「認可・権限付与」の意味では近いが、手続き的・法的な許可プロセスに焦点を当てる。sanctionのような「制裁」の意味はない。 |
| penalty | 「制裁・罰則」の意味での類義語。個別の違反に対する罰金・罰則を指すことが多く、sanctionsのように国家間の政治的措置には通常使わない。 |
| embargo | 「制裁」の中でも特定の貿易禁止措置に限定した語。sanctionsより範囲が狭い。 |
対義語: prohibition(禁止)、ban(禁止)、veto(拒否権行使)
6派生語・関連語
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sanctioned
形容詞
公認の・認可された/制裁を受けた -
sanctionable
形容詞
制裁・処罰を受けるべき -
sanctity
名詞
神聖さ・尊厳(同語源)
7コロケーション
- impose sanctions on ~(〜に制裁を課す)
- economic sanctions(経済制裁)
- give one’s sanction to ~(〜を公式に認可する)
8確認テスト
‘No changes to the curriculum can be made without the sanction of the academic committee.’
① 制裁
② 監視
③ 承認
④ 反対
③ 承認。without the sanction of…は「〜の承認なしに」という意味。academic committee(学術委員会)という権威ある組織がOKを出す「認可・承認」の文脈であり、「制裁」と混同しないことが重要。権威ある存在が公式にゴーサインを出す、というコアイメージを押さえておけば迷わない。
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