sow
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
sowのコアイメージは「土壌に種を意図的に投じ、将来の実りを生み出す行為」です。農業の文脈では文字通り「種をまく」ですが、このイメージが比喩的に拡張されると「将来の結果を生み出す何かを今この瞬間に仕込む」という意味になります。良い種をまけば良い収穫が、悪い種をまけば悪い結果が生まれる、という因果の連鎖がこの単語には内包されています。そのため「(不和・混乱・疑念などの)種をまく=原因を作る」という比喩的用法が生まれました。単なる「植える」(plant)と違い、sowには「広い範囲に散布する」「将来への投資・仕込み」というニュアンスが際立っています。
2意味一覧
-
動
(種を)まく、播種する
土壌に種を意図的に投じるという文字通りの意味。広い範囲に散布するイメージが強く、一点に植えるplantとは異なる。 -
動
(不和・混乱・疑念などの)原因を作る、種をまく
「将来の結果を生み出すものを今仕込む」というコアイメージの比喩的拡張。良くも悪くも将来に影響を与える行為を指す。 -
動
(考えや感情を)心や社会に広める、植え付ける
種を広い土壌に散布するイメージから、思想・感情・情報を人々の心に広く行き渡らせることを表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
発音が同じ sow /sóʊ/ は「雌ブタ」という別の名詞でもあります。文脈から品詞と意味を区別してください。また、動詞 sew(縫う)/sóʊ/ とも発音が同じなので注意が必要です。
plant との混同に注意。sow は「広範囲に種を散布する」ニュアンスが強く、一粒ずつ丁寧に植える場合は plant が自然です。また sow の過去分詞は sown(または sowed)と不規則変化することも覚えておきましょう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| plant | 一粒ずつ特定の場所に植えるイメージ。sowが「広く散布する」のに対し、plantはより丁寧・局所的な行為。比喩的用法もあるが、sowほど「悪い種をまく」的なニュアンスは強くない。 |
| scatter | ランダムに広く散らばらせること。sowが「意図的・計画的に種を投じる」のに対し、scatterは無秩序な散布で目的意識が薄い。 |
| instill | 思想・感情を「じっくり植え付ける」意味で比喩的用法に近い。sowが「広く素早くまく」感覚なら、instillは「時間をかけて深く染み込ませる」ニュアンス。 |
対義語: reap、harvest
6派生語・関連語
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sown
形・過去分詞
まかれた(sowの過去分詞形) -
sower
名
種をまく人、播種者 -
sowing
名・動名詞
播種、種まき(の時期)
7コロケーション
- sow seeds of doubt(疑念の種をまく)
- sow discord / confusion(不和・混乱を引き起こす)
- reap what you sow(自業自得、因果応報)
8確認テスト
“His constant criticism sowed seeds of resentment among his colleagues.”
① 彼の絶え間ない批判は、同僚たちの間に恨みの種をまいた。
② 彼の絶え間ない批判は、同僚たちの間に恨みの種を刈り取った。
③ 彼の絶え間ない批判は、同僚たちの間で恨みの種を育てた。
④ 彼の絶え間ない批判は、同僚たちの間から恨みの種を取り除いた。
①が正解。sowのコアイメージは「将来の結果を生み出すものを今仕込む」こと。ここでは批判という行為が「将来の恨み・対立」を生み出す原因を今作っている、という意味。② reap(刈り取る)はsowの対義語であり意味が逆。③ cultivate(育てる)に近い意味で、sowは仕込む段階であって育成ではない。④は完全に逆の意味。
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