region
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
regionのコアイメージは「ある程度の広がりをもち、他と区別される空間・領域」です。地図上の地理的な「地方・地域」だけでなく、身体の「部位」や学問・概念上の「領域・範囲」にも使われます。共通しているのは、「境界は必ずしも明確でないが、他とは区別される広がりのある空間」という感覚です。areaが比較的中立的な面積・範囲を指すのに対し、regionはその空間に固有の性質・特徴があるというニュアンスを帯びます。熱帯「地帯」も、腹部という「部位」も、哲学的「領域」も、すべて「特有の性質によって他と区別される広がり」というコアから理解できます。
2意味一覧
-
名
地方、地域、地帯(地理的な広がり)
地球上で気候・文化・行政などの特有の性質によって他と区別される広がりのある空間。国や都市より大きく、かつ漠然とした広がりを指すことが多い。 -
名
部位、部分(身体・物体の特定の箇所)
身体や物体の中で、他の部分と区別される「広がりをもった特定の空間」。たとえばthe region of the heartは「心臓付近の部位(領域)」を指す。 -
名
領域、分野(概念・学問上の範囲)
抽象的な概念の世界においても「特定の性質によって区切られた広がり」として機能し、「~の領域」「~の範囲」を表す。 -
名
〔the regions〕(首都・中心地以外の)地方、田舎
英国英語では複数形the regionsで「首都ロンドン以外の地方」を指す用法がある。中心から離れた「別の広がり」というコアイメージが活きている。
3例文
4よくある間違い・注意点
areaとの混同に注意。areaは「面積・表面上の広がり」に近く中立的。regionは「特有の性質(気候・文化・機能など)によって他と区別される広がり」で、やや格式張った響きがある。たとえば「この地域のコンビニ」のような日常的な場所にはareaが自然で、regionは不自然に大げさになることがある。
身体の「部位」にregionが使われることを見落としがち。医学的な文脈でthe abdominal region(腹部)のように使われるため、文脈から意味を判断することが重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| area | 面積・空間の広がりそのものを指す中立的な語。regionのように「固有の性質で区別される」というニュアンスは薄い。日常会話でも使いやすい。 |
| zone | 明確な目的・機能・規制によって区切られた「ゾーン」。regionより境界が明確で人為的なイメージ(time zone、danger zone など)。 |
| district | 行政・商業などの目的で人為的に区切られた比較的小さな「地区」。regionより範囲が狭く、境界が明確な傾向がある。 |
| territory | 支配・管轄・縄張りという「所有・権限」のニュアンスが強い。regionには所有のニュアンスはない。 |
対義語: center、capital
6派生語・関連語
-
regional
形
地域の、地方の(regional differences=地域差)
-
regionally
副
地域的に、地方ごとに
7コロケーション
- in the region of ~(~の周辺・あたり、約~:金額・数量にも使う例:in the region of £500)
- tropical / polar / Arctic region(熱帯・極地・北極地域)
- the region of the brain(脳の領域・部位)
8確認テスト
「The project will cost somewhere in the region of five million dollars.」
①五百万ドルの地域で
②五百万ドルあたり(およそ五百万ドル)
③五百万ドルの範囲を超えて
④五百万ドル以下の地帯で
②が正解。in the region of ~は「~のあたり、およそ~」という意味で、金額・数量に対しても使われるregionの重要慣用表現。「境界が明確でない広がり(=おおよその範囲)」というコアイメージがそのまま数量表現に転用されている。①③④はいずれも地理的・空間的な意味に引きずられた誤訳。
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