divide
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
divideのコアイメージは「もともと一つだったものに境界線を引き、はっきりと二つ(またはそれ以上)に分かつ」こと。ラテン語のdividere(分割する)が語源で、単に「分ける」というよりも、切り口が鮮明で、分かれた後のそれぞれがはっきり区別されるというニュアンスが強い。物理的なものだけでなく、意見・集団・数学的な割り算にも使われるのは、いずれも「一つの全体に明確な境界をつくる」イメージが共通しているから。また「意見が分かれる=対立する」という意味でも使われ、人々の間に「分断の境界線」が生じるイメージをそのまま表している。
2意味一覧
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動詞
(物・空間などを)分ける、切り分ける
一つの全体に境界線を引き、明確に複数の部分に裂くコアイメージがそのまま表れている。 -
動詞
分配する、割り当てる
全体を分けた上でそれぞれの部分を別々の相手に渡すという流れで、「境界線を引いて配る」イメージ。 -
動詞
分類する、区別する
種類・カテゴリーの間に境界線を引いてグループを分けることで、抽象的な仕分けにもコアイメージが適用される。 -
動詞
(意見・集団などを)分裂させる、対立させる
人々や意見の間に境界線が生じて「二陣営に引き裂かれる」状態。政治や社会的文脈でよく使われる重要な意味。 -
動詞
(数を)割る(数学の除算)
数を等分に「切り分ける」操作そのものであり、コアイメージが数学的文脈に応用されたもの。 -
名詞
(考え方・立場などの)隔たり、分断;(地形上の)分水嶺
「境界線」そのものを名詞化したもの。the digital divideのように「越えがたい格差・断絶」を表す現代的な用法も重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
「分ける」という日本語から separateと混同しがちだが、separateは「すでにくっついているものを切り離す」ニュアンスで、分断後のバラバラ感が強い。一方divideは「一つの全体を意図的に複数に区切る」ことに焦点があり、ケーキを切る・グループを作るなど、計画的・能動的な仕切り直しに向いている。
名詞用法を見落としがち。the digital divide(デジタル格差)やthe great divide(大きな隔たり)のように名詞でも頻出。「分断・格差・溝」という訳が自然な文脈を見極めることが重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| separate | くっついているものを引き離すニュアンスが強く、divideのような「全体を意図的に区切る」感覚よりも「切り離し・分離」に焦点がある。 |
| split | 「真っ二つに割れる」という急激・機械的な分裂のイメージ。divideより感情的・劇的な文脈で使われやすく、自然に割れる場合にも使う。 |
| distribute | 「分配する」の意味に限定されば近いが、distributeは複数の相手に広く配ることに焦点があり、「境界線を引く」コアイメージはない。 |
対義語: unite、combine、merge、multiply
6派生語・関連語
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division
名詞
分割、区分、(会社などの)部門、(数学)割り算
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divided
形容詞
分裂した、意見が割れた -
divisive
形容詞
分裂をもたらす、対立を生む(a divisive issueで「世論を二分する問題」) -
divisor
名詞
(数学)除数、割る数 -
individual
名詞・形容詞
個人(の)/「これ以上divideできない=不可分な」が語源
7コロケーション
- divide A into B(AをBに分ける)
- divide A by B(AをBで割る)
- a divided opinion / a divided nation(二分された意見/分断された国家)
8確認テスト
The proposed policy has sharply divided experts and the public alike.
① 分類した
② 分配した
③ 二分した・分断した
④ 割り算した
③「二分した・分断した」が正解。expertsとthe publicという集団の間(または集団内)に鋭い境界線が引かれ、賛否に「引き裂かれた」状態を表している。divide + 人・集団の形で「意見を対立させる・分断する」という意味になるのはコアイメージ(境界線を引いて裂く)が人間集団に適用されたもの。①の「分類した」は文脈に合わず、②「分配した」は物や利益を配る場合、④は数学的な割り算に限定される。
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