tumor
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
tumorの語源はラテン語の「tumere(膨れる・腫れる)」で、正常な制御を失って増殖し、体内で「不必要に膨らんでしまったもの」というコアイメージを持つ。本来は体が必要としていないにもかかわらず、勝手に大きくなり続ける組織の塊を指す。医学英語では良性(benign)と悪性(malignant)の両方を含む広い概念で、日本語の「腫瘍」にほぼ対応する。かつては「腫れ物・膨らみ」という一般的な意味でも使われていたが、現代では主に医学的文脈で用いられる。この「抑制を失って膨張するもの」というイメージが単語の本質にある。
2意味一覧
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名詞
腫瘍(良性・悪性を問わず、異常増殖した細胞の塊)
正常な細胞の制御を逃れて膨れ上がり続けるものというコアイメージが直接反映されている。悪性腫瘍(cancer)だけでなく、良性腫瘍も含む広い医学用語である点が重要。 -
名詞
(古・比喩的)膨らみ・腫れ物
「膨れる」という語源的イメージから、かつては体の腫れや膨らみ全般を指すこともあった。文学や古典的英文では比喩的に「不健全に膨れ上がったもの」として使われることがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
tumorは必ずしも「がん(cancer)」ではない。cancerは悪性腫瘍のみを指すが、tumorは良性(benign)・悪性(malignant)の両方を含む。試験や医学文書では必ず修飾語を確認すること。
英米でのスペルの違いに注意。アメリカ英語はtumor、イギリス英語はtumourとuを加えて綴る。受験英語では両方見られる可能性がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| neoplasm | よりフォーマルな医学専門用語で、「新たに形成された(異常な)組織」という意味。tumorより学術論文で好まれる。 |
| growth | 「異常増殖した組織」を指す口語的・一般的な表現。tumorほど専門的でなく、日常会話で使われやすい。 |
| mass | 画像診断などで「塊」として確認されたものを指す。腫瘍かどうかまだ確定していない段階で使われることが多い。 |
| cancer | tumorの中でも悪性(malignant)のものだけを指す。tumorより狭い意味。carcinomaやsarcomaなどの種類がある。 |
対義語: healthy tissue(正常組織)、benign condition(良性の状態)
6派生語・関連語
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tumorous
形容詞
腫瘍性の・腫瘍を伴う -
tumorigenesis
名詞
腫瘍形成(腫瘍が生じるプロセス) -
tumorigenic
形容詞
腫瘍を引き起こす・腫瘍原性の
7コロケーション
- malignant / benign tumor(悪性/良性腫瘍)
- remove / excise a tumor(腫瘍を摘出する)
- tumor cells(腫瘍細胞)
8確認テスト
“After the biopsy, the doctor reassured the patient that the tumor was benign and posed no immediate threat.”
① その腫瘍は悪性で、早急な手術が必要だった
② その腫れは感染症によるもので、抗生物質で治療できる
③ その腫瘍は良性であり、今すぐ危険な状態にはないと医師は患者を安心させた
④ その腫瘍はすでに転移しており、治療が困難だと判明した
正解:③。benignは「良性の」という意味で、tumorと組み合わさると「良性腫瘍」を指す。tumorはcancerと異なり良性・悪性の両方を含む語であり、benignという修飾語がついた場合は「危険性の低い腫れ物」であることを示す。reassuredは「安心させた」という意味で、全体の文脈と一致するのは③のみ。
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