abuse
【名】乱用
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
abuseは「ab-(離れて)+ use(使う)」から成る語で、「本来あるべき使い方・扱い方から逸脱する」がコアイメージです。薬物・権力・言葉などを「目的外に過剰・悪質な形で使う」場合に使われ、そこから「乱用する・悪用する」という意味が生まれます。また、人や動物を「本来あるべき扱い(保護・尊重)から外れた形で扱う」ことが「虐待する」という意味につながります。さらに「言葉を正しい礼節から外れた形で向ける」ことから「罵倒する・悪口を言う」という意味も持ちます。このコアイメージを押さえることで、文脈に応じた適切な訳を自分で導き出せるようになります。
2意味一覧
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動詞
乱用する、悪用する
物・制度・権限などを「本来の正しい用途から外れた形で使う」というコアイメージの直接的な表れ。過剰・不正な使用を指す。 -
動詞
虐待する、酷使する
人や動物を「本来あるべき尊重・保護という扱いから逸脱した形で扱う」ことを指し、身体的・精神的な虐待・酷使を意味する。 -
動詞
罵倒する、悪口を言う
言葉を「礼節ある正しいコミュニケーションから逸脱した形で向ける」ことで、相手を侮辱・罵倒するという意味になる。英語圏では頻出だが日本の単語帳では見落とされがち。 -
名詞
乱用、悪用、虐待、悪弊
動詞の意味がそのまま名詞化したもの。「逸脱した使い方・扱い方」という行為や状態そのものを指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「abuse」を「乱用・虐待」の意味しか覚えていないと、「He abused her in front of everyone.(彼は皆の前で彼女を罵倒した)」のような文で誤訳しやすい。「罵倒する」という意味も重要。
発音に注意:動詞はəbjúːz(語尾が濁音の/z/)、名詞はəbjúːs(語尾が清音の/s/)と語尾の音が変わる。use / use(動詞・名詞)と同じパターン。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| misuse | 「間違った方法で使う」というニュアンスで、abuseより悪意・危害の度合いが低いことが多い。意図せずに誤用するケースにも使える。 |
| exploit | 人や状況を「自分の利益のために不当に利用する」ことに焦点があり、abuseよりも「搾取・食い物にする」という含意が強い。 |
| maltreat | 主に人・動物への身体的・精神的な「虐待・酷使」に限定されており、abuseの「乱用・悪口」の用法はない。よりフォーマルな語。 |
対義語: protect(保護する)、respect(尊重する)、use properly(正しく使う)
6派生語・関連語
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abuser
名詞
乱用者、虐待者 -
abusive
形容詞
虐待的な、罵倒する、乱用の -
abusively
副詞
虐待的に、罵倒して
7コロケーション
- drug / alcohol abuse(薬物/アルコール乱用)
- child abuse(児童虐待)
- abuse of power(権力の乱用・悪用)
8確認テスト
“The manager was fired after he was found to have abused his position to gain personal benefits.”
① 彼のポジションに虐待された
② 自分の地位を乱用・悪用した
③ 自分の立場を誤解した
④ 役職を辞退した
② 「abuse his position」は「地位を本来の目的から逸脱した形で使う=悪用・乱用する」というコアイメージの表れ。「乱用する・悪用する」が最も自然な訳。①の「虐待」は人・動物への扱いに使うのが自然であり、「地位」には不自然。③・④は文脈からも文法的にも成立しない。
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