assimilate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
assimilateのコアイメージは「異なるものが取り込まれ、区別がつかないほど一体化する」こと。語源はラテン語の「ad-(〜へ)+ similis(似ている)」で、「似た状態にする・なる」が原義。食べ物を消化して体の一部にしてしまうイメージがベースにある。情報を「吸収・消化する」場合も、文化に「同化する」場合も、知識が頭の一部として組み込まれる場合も、すべて「別物が取り込まれて区別できない状態になる」という共通イメージで繋がっている。「ただ受け取る」だけでなく、「完全に内部化・一体化する」点が重要なニュアンス。
2意味一覧
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動詞(自動詞)
(社会・文化に)同化する、溶け込む
外から来た人や集団が、その社会・文化と区別がつかない状態になること。「似た状態になる」というコアイメージそのもの。 -
動詞(他動詞)
(情報・知識を)吸収する、消化して自分のものにする
外から入ってきた情報が、ただ記憶されるだけでなく自分の思考の一部として完全に取り込まれること。「内部化して一体化する」イメージ。 -
動詞(他動詞)
(食物を)消化吸収する
食物を体内に取り込み、体の組織として一体化させるプロセスそのものがコアイメージの起源。医学・生物学的文脈でも用いられる。 -
動詞(他動詞)
(少数派などを)同化させる、取り込む
多数派・主流の文化がマイノリティを「自分たちと同じにする」こと。他動詞として使うとき、主語が「取り込む側」になるのがポイント。
3例文
4よくある間違い・注意点
「同化する」と訳せる単語はいくつかあるが、assimilateは「完全に溶け込んで区別がつかなくなる」という深さが特徴。単に「慣れる(get used to)」や「適応する(adapt)」より踏み込んだ、アイデンティティの変容を伴うニュアンスを持つ。
自動詞(assimilate into a culture)と他動詞(assimilate information / assimilate immigrants)で主語と目的語の関係が逆転する点に注意。自動詞は「自ら溶け込む」、他動詞は「〜を取り込む・〜を同化させる」という能動・受動の違いがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| absorb | 物理的・比喩的に「吸い込む・取り込む」ことに焦点。assimilateほど「完全に一体化して区別がつかなくなる」という段階まで含意しない場合が多い。 |
| integrate | 複数のものをひとつのまとまりに「統合する」イメージ。assimilateが「少数が多数に溶け込む」なら、integrateは「異なるものが対等に合わさってひとつになる」ニュアンスが強い。 |
| adapt | 環境に「適応する」こと。assimilateほど完全な一体化は含意せず、外側から見た変化・行動の調整に留まることもある。 |
| digest | 情報や食物を「こなす・処理する」こと。assimilateが「完全に自分のものにする」まで含むのに対し、digestは「整理・理解する」プロセス自体を指すことが多い。 |
対義語: exclude、segregate、reject、isolate
6派生語・関連語
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assimilation
名詞
同化(作用)、吸収、消化 -
assimilable
形容詞
同化・吸収できる -
assimilationist
名詞・形容詞
同化主義者(の)
7コロケーション
- assimilate into (a culture / society)―文化・社会に溶け込む
- assimilate information / knowledge―情報・知識を吸収して自分のものにする
- assimilate immigrants / minorities―移民・少数派を同化させる
8確認テスト
「As a new employee, she worked hard to assimilate the company’s values and unspoken rules.”
① 会社の価値観や暗黙のルールを批判した
② 会社の価値観や暗黙のルールを調査・記録した
③ 会社の価値観や暗黙のルールを完全に自分のものにした
④ 会社の価値観や暗黙のルールを周囲に広めた
③ assimilateのコアイメージは「取り込んで区別がつかないほど一体化する」こと。ここでは情報・文化の内部化(他動詞用法)であり、ただ「知った・覚えた」ではなく「自分の行動や思考の一部として完全に消化した」というニュアンスが最も自然。①②④はコアイメージから外れる。
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