diplomat
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
diplomatの語源はギリシャ語・ラテン語の「diploma(折り畳まれた文書、公文書)」に由来する。かつて外交交渉は公式な文書をやり取りすることで行われており、その文書を扱う人物=外交官をdiplomatと呼ぶようになった。コアイメージは「対立する立場の間に立ち、言葉と知恵を使って円滑に物事をまとめる人」。国家間の交渉をする外交官という公式な意味が基本だが、日常でも「場を読み、角を立てずにうまく立ち回る人」という比喩的な意味で使われる。単に「上手い」のではなく、相手を尊重しつつ自分の目的も達成するという巧みさがポイント。
2意味一覧
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名詞
外交官(国家を代表して対外交渉を行う公式職員)
公文書を携えて国家間の橋渡しをする人物というのが原義で、最も直接的な意味。 -
名詞
(比喩的に)物事をうまく丸く収める人、交渉上手な人
「対立を和らげ、角を立てずに調整する」というコアイメージが日常場面にも転用され、人間関係を巧みに操れる人物を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「diplomat=外交官(職業)」だけで覚えてしまいがち。日常会話では「He’s such a diplomat.(彼は本当に話のうまい人だ/丸く収めるのが上手い)」のように比喩的に使われる場面も多い。文脈を必ず確認しよう。
形容詞のdiplomaticと混同しないよう注意。diplomatは「人」を指す名詞で、diplomaticは「外交的な・如才ない」という形容詞。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| ambassador | 特定の国へ派遣された最高位の外交使節(大使)を指す。diplomatよりも地位・役職が具体的で格式が高い。 |
| envoy | 特定の任務のために派遣される使者・特使。diplomatが常駐型であるのに対し、envoyは一時的・特命的なニュアンスが強い。 |
| negotiator | 「交渉する人」という機能面を強調した語。diplomatのように円滑な対人スキルよりも、交渉行為そのものに焦点が当たる。 |
対義語: warmonger、hothead
6派生語・関連語
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diplomacy
名詞
外交、外交術;(転じて)如才なさ、巧みな話術
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diplomatic
形容詞
外交の;如才ない、角を立てない
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diplomatically
副詞
外交的に;如才なく、上手に -
diploma
名詞
卒業証書、資格証明書(同語源)
7コロケーション
- experienced diplomat(経験豊富な外交官)
- serve as a diplomat(外交官として務める)
- skilled diplomat(交渉の達人)
8確認テスト
“My sister is a real diplomat — she managed to tell our parents about the broken vase without anyone getting angry.”
① 彼女は本物の外交官だ
② 彼女は本当に如才ない人だ
③ 彼女は本当に口が達者な嘘つきだ
④ 彼女は本当に几帳面な人だ
② 彼女は本当に如才ない人だ。
家庭内の出来事(割れた花瓶)を誰も怒らせずに伝えたという文脈から、「国家外交官」という職業の意味ではなく、「角を立てずに難しい状況を丸く収める人」という比喩的な意味で使われている。diplomatのコアイメージ「対立する立場の間を巧みに橋渡しする人」が日常場面に転用された典型例。
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