appetite
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
appetiteのラテン語の語源は「ad(~へ向かって)+petere(求める・渇望する)」で、「何かに向かって引き寄せられる内的な衝動」がコアイメージです。最も基本的な用法は「食欲」ですが、これは「食べ物へと引き寄せられる本能的な欲求」のことです。さらにこのコアイメージは食事に限らず、「知識・権力・快楽など、何かを強く求める欲求・意欲」へと自然に広がります。日本語の「食欲」「欲求」「意欲」「食い意地」など文脈によって訳し分けが必要ですが、根底には常に「内側から湧き上がる、何かを強く求める力」があります。
2意味一覧
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名詞
食欲、食べたいという欲求
「食べ物へと向かう内なる引力」がそのまま「食欲」になる。最もプロトタイプ的な用法。 -
名詞
(食以外の)欲求・意欲・渇望
「何かに向かって引き寄せられる欲動」は食に限らず、知識・権力・冒険など幅広い対象に使われる。 -
名詞
(物事への)旺盛な関心・熱意
欲求が特に「積極的に求める姿勢・熱意」という形で現れるとき、「関心」「熱意」と訳すと自然になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「hunger(空腹感・飢え)」と混同しやすいが、hungerは「食べ物がなく空腹である状態」という生理的な苦痛に近い語。appetiteは「食べたいという欲求・食欲があること」を指し、必ずしも空腹でなくても使える(例:デザートを前に「食欲が湧く」)。比喩的な渇望を表す場合も、appetiteは「積極的に求める欲動」、hungerは「切実な不足感・飢え」というニュアンスの違いがある。
「appetite for ~」の形で食以外の欲求にも使えることを忘れ、常に「食欲」と訳してしまう誤り。文脈によって「渇望」「意欲」「関心」など柔軟に訳すことが大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| hunger | 生理的な空腹・飢えの苦しさに焦点。比喩的に使っても「切実な不足感」が強い。appetiteより切迫した響き。 |
| craving | 特定のものへの強烈で抑えがたい渇望・衝動。appetiteより一時的で強迫的なニュアンスがある。 |
| desire | 広く「望む気持ち」全般を指す最も汎用的な語。appetiteほど「内側から湧き上がる本能的な欲動」の含意は強くない。 |
| passion | 感情的・情熱的な強い欲求。appetiteが「量的に旺盛」なイメージなのに対し、passionは「情熱の強さ・深さ」に焦点。 |
対義語: aversion(嫌悪・反感)、indifference(無関心)、distaste(嫌気)
6派生語・関連語
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appetizing
形容詞
食欲をそそる、魅力的な -
appetizer
名詞
前菜、食欲増進剤(食欲を引き起こすもの) -
appetitive
形容詞
(主に心理学用語で)欲求に関する、食欲促進の
7コロケーション
- whet one’s appetite(食欲・興味を引き立てる)
- lose one’s appetite(食欲をなくす)
- have an appetite for ~(〜への欲求・意欲を持つ)
8確認テスト
“The young politician showed a remarkable appetite for power from an early age.”
①食欲 ②空腹感 ③権力への飽くなき渇望 ④拒絶反応
③ 「power(権力)」という食以外の対象に使われており、appetiteのコアイメージ「何かを強く求める内なる欲動」が比喩的に使われている。ここでは「渇望」や「意欲」が自然な訳。「食欲」や「空腹感」は文脈に合わず、「拒絶反応」はコアイメージと真逆。
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