worm
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
wormのコアイメージは「細長く、うねりながら地面や物の中を這い進む存在」です。ミミズやウジ虫のように足なく地をはう生物を指すのが基本ですが、そこから「コンピュータウイルスの一種(ワーム)」のようにシステム内をじわじわ広がるものにも使われます。また動詞としては「体をくねらせながらゆっくり進む」「巧みに潜り込む」というニュアンスが生まれます(例:worm one’s way into~)。さらに慣用的に「惨めな人間」「卑劣な人」という侮蔑的な意味も持ちます。「這い回る・しみ込む」という根底のイメージが、あらゆる用法を貫いています。
2意味一覧
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名詞
(足のない)虫;ミミズ・ウジ虫など
足なく地面や土の中をうねりながら進む細長い生き物そのもので、コアイメージが最も直接的に現れた意味。 -
名詞
コンピュータワーム(ネットワークを自己複製しながら広がる悪意あるプログラム)
ミミズが土の中にじわじわと潜り込むように、システム内部をひそかに侵食・拡散していくさまがコアイメージと重なる。 -
名詞
卑劣な人・惨めな人(軽蔑的)
地を這う虫のイメージが転じて、地に足がつかない卑しい・情けない人物を指す侮蔑的な用法。 -
動詞
(体をくねらせながら)するりと進む;巧みに潜り込む
worm one’s way into/through のように、虫が隙間をうねって進むイメージが「すり抜ける・巧みに入り込む」という動作を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
日本語の「虫」は insect(昆虫)と混同しがちだが、worm は足がなく細長い生き物(ミミズ・ウジ虫など)を指し、昆虫は含まない。insect との使い分けに注意。
動詞用法(worm one’s way into)は入試長文で出ることがあるが、動詞として認識できず意味不明になりやすい。「虫がすり抜ける→巧みに潜り込む」とコアイメージで覚えておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| earthworm | ミミズ限定の語。worm より具体的・限定的で、「土(earth)の中のworm」という意味が明示されている。 |
| creep | 動詞で「這う・忍び寄る」の意だが、人間や動物全般に使い、worm のように「細長くうねって潜り込む」特有のニュアンスはない。 |
| larva | 幼虫全般を指す学術的・生物学的な語。worm より硬い表現で、昆虫の幼虫を含む点が異なる。 |
6派生語・関連語
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wormy
形容詞
虫のついた;虫食いの;卑劣な -
bookworm
名詞
本の虫(本が大好きな人);本に穴をあける虫 -
glowworm
名詞
ホタルの幼虫;発光する虫
7コロケーション
- worm one’s way into ~(〜に巧みに潜り込む)
- can of worms(厄介な問題・パンドラの箱)
- early bird catches the worm(早起きは三文の徳)
8確認テスト
“It took her months to worm her way into the CEO’s inner circle.”
① 彼女は何ヶ月もかけてCEOの側近グループから逃げ出した。
② 彼女は何ヶ月もかけてCEOの側近グループにうまく潜り込んだ。
③ 彼女は何ヶ月もかけてCEOの側近グループを虫のように追い払った。
④ 彼女は何ヶ月もかけてCEOの側近グループを密かに調査した。
②。worm one’s way into は「ミミズが土の隙間をうねって進むように、巧みにすり抜けて入り込む」というコアイメージから来るイディオム。「潜り込む・取り入る」が最も自然な訳。①はinto(〜の中へ)の方向が逆で不正解。③④はwormの動詞コアイメージとずれている。
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