with
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
withのコアイメージは「ある人・物・状況と何らかのかたちでつながっている(結びついている)」こと。単に「一緒にいる」だけでなく、「道具として手に持つ」「原因・状況を伴う」「対立する相手と向き合う」など、あらゆる「結びつき」をカバーする。だから「茶碗と一緒に」にも「ナイフで(道具として)」にも「怒って(感情を伴って)」にも使える。英語のwithは日本語の「と・で・を持って・ながら」など複数の助詞に分散しているが、根っこはすべて「何かと結びついた状態」という一つのイメージから来ている。
2意味一覧
-
前置詞
…と一緒に、…とともに
人や物と「物理的・社会的につながっている」最も基本的な用法。同伴・共存のイメージそのまま。 -
前置詞
…を使って、…で(道具・手段)
道具を「手に持ってつながっている」状態から「~を使って」という意味が生まれる。日本語では「で」に対応することが多い。 -
前置詞
…を持っている、…のある(所有・付帯状況)
「ある特徴・状態が体や物にくっついている」つながりのイメージ。「青い目をした男性」=a man with blue eyesのように、付帯する特徴を示す。 -
前置詞
…に関して、…に対して(関係・対象)
「あるテーマや感情と結びついた」つながりのイメージ。be pleased withやhave trouble withなど感情・状態の対象を示す。 -
前置詞
…のせいで、…と同時に(原因・付随)
「ある状況や原因とつながった結果として」というイメージ。shaking with fearは「恐怖とつながって震えている」。
3例文
4よくある間違い・注意点
「道具・手段」の意味のwithをbyと混同しやすい。by=「〜によって(手段・経路)」は行為者や方法全体を示すのに対し、with=「〜を使って(道具)」は具体的な器具・材料とのつながりを示す。×I wrote it by a pen → ○I wrote it with a pen / I sent it by email(メールという経路)
with+名詞が「〜しながら」という付帯状況を表すことを見落としやすい。例:He sat with his arms crossed.(腕を組んで座っていた)。この構文は「腕が組まれた状態とつながって座っている」というwithのコアイメージがそのまま活きている。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| along with | withより「〜に加えて・〜と並んで」というニュアンスが強く、列挙・追加の意味合いが出る。 |
| together with | 「共に」という協働・共存のニュアンスを明示的に強調する形。withより口語的に「一緒感」を際立てたいときに使う。 |
| by means of | 手段・方法を表す点でwithと重なるが、よりフォーマルで「〜という手段を経由して」というニュアンスが強い。 |
対義語: without、apart from
6派生語・関連語
-
within
前置詞・副詞
〜の内部に、〜以内に(withの「つながり」が内側に向いたイメージ)
-
without
前置詞
〜なしに、〜を伴わずに(withの反対) -
withstand
動詞
〜に耐える(with-=against の古い意味+stand)
7コロケーション
- deal with(〜に対処する/〜を扱う)
- come up with(〜を思いつく)
- be satisfied with(〜に満足している)
8確認テスト
“The child stood at the door with tears in her eyes.”
① 涙を流しながら(目に涙を浮かべて)
② 涙のせいで
③ 涙と一緒に
④ 涙を使って
①が正解。「目に涙がある状態とつながって立っていた」という付帯状況のwith。直訳すると「涙を目に持ちながら」だが、最も自然な日本語は「目に涙を浮かべて/泣きながら」。②も文脈によりうるが、「涙のせいで立っていた」では原因として不自然。これがwithの「付帯状況」用法で、with+名詞(+補語)の形を押さえると長文読解でも混乱しなくなる。
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