concede
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
concede の語源はラテン語 concedere(con-「完全に」+cedere「譲る・退く」)。コアイメージは「自分が持っていた立場・主張・権利などを、抵抗や葛藤がありながらも相手に譲り渡す」こと。ポイントは「渋々」「不本意ながらも」というニュアンスが含まれる点。自分の非や相手の正しさを認める「認める」、議論で折れる「譲歩する」、権利・特権を与える「与える」——これらはすべて「自分の手にあったものを手放す」という同じコアから生まれている。
2意味一覧
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動詞
(渋々・不本意ながら)認める
自分が主張してきた立場や信念を「手放す」ことで、相手の言い分や事実を認める。単なる admit より「抵抗ののちに折れた」感が強い。 -
動詞
譲歩する、折れる
議論・交渉において自分の主張・要求を「退かせる」こと。完全な同意ではなく、部分的に相手側へ歩み寄るニュアンスを持つ。 -
動詞
(権利・特権などを)与える、認める
自分が持っていた権限や特権を相手に「譲り渡す」こと。法的・政治的文脈でよく使われる。 -
動詞
(試合・選挙などの)敗北を認める
スポーツや選挙で「勝利を相手に手渡す」こと。選挙で候補者が敗北宣言をする場面(concede defeat)で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
admit と混同しやすいが、admit は「事実をそのまま認める」のに対し、concede は「抵抗や葛藤ののちに渋々手放す」ニュアンスが強い。concede を使うと「本当はそう思いたくなかった」という含意が生まれる。
concede a point(論点を認める)と concede defeat(敗北を認める)はほぼ決まり文句として使われる。point や defeat を落として *concede the game などとすると不自然に聞こえる場合があるため、コロケーションごと覚えておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| admit | 事実・過ちを素直に認めるニュアンスで、concede ほど「抵抗した末に折れた」感は薄い。 |
| acknowledge | 公式に・明示的に認めるという意味合いが強く、感情的な葛藤よりも「公認」「表明」のニュアンスが前面に出る。 |
| yield | 物理的・比喩的に「場所や立場を譲る」意味合いで、concede より幅広い文脈で使われる。交渉での譲歩より「制圧されて退く」感が強い。 |
| grant | 「与える・認める」の意味では近いが、grant は権力や好意から「授ける」イメージで、concede のような葛藤・抵抗感はほとんどない。 |
対義語: deny、contest、maintain、insist
6派生語・関連語
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concession
名詞
譲歩、認めること;(政府などが与える)特許権・利権
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concessive
形容詞
譲歩の;(文法)譲歩を表す(例:concessive clause=譲歩節)
7コロケーション
- concede defeat(敗北を認める)
- concede a point(論点を認める、一理あると認める)
- concede that 〜(〜であることを認める)
8確認テスト
After reviewing the data, even the skeptical researcher was forced to concede that the new drug showed significant results.
① その懐疑的な研究者でさえ、新薬が顕著な結果を示したと ①主張した ②否定した ③渋々認めた ④発表した
③渋々認めた。concede には「抵抗・懐疑心があったにもかかわらず、事実を手放して相手(データ)に折れる」コアイメージがある。skeptical(懐疑的な)という語と組み合わさることで、そのニュアンスがより鮮明になる。「主張した」「発表した」では葛藤感がなく、「否定した」は真逆の意味になる。
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