expenditure
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
expenditureの語源はラテン語の「expendere(はかりで量って払い出す)」。動詞 expend(費やす)の名詞形で、「ex-(外へ)+pendere(量る・吊るす)」が根底にある。単にお金を「使う」のではなく、手元にあるリソース(お金・時間・エネルギーなど)を意図的に「外へ出す・消費する」プロセス全体を指す。そのため、財政の文脈では「支出・歳出」、エネルギーや労力の文脈では「消費・費消」と訳し分けられる。大きく、計画的、あるいは公的なスケールの「使われ方」に使われることが多く、日常的な小遣い程度には使わない。
2意味一覧
-
名詞
支出、歳出(特に公的・組織的なお金の払い出し)
資金というリソースを「外へ払い出す」行為がそのまま「支出」になる。政府・企業など大きな主体の文脈で特に自然。 -
名詞
費用、経費(支出された金額そのもの)
「払い出した量(金額)」に焦点を当てた訳。「いくらかかったか」という数値的な意味合いが強い。 -
名詞
消費、費やすこと(時間・エネルギー・労力など)
お金以外のリソースも「外へ出す」ことができ、expenditure of time/energyのように使われる見落とされがちな重要用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
expense(個別の出費・経費)と混同しやすい。expenditureは「支出という行為・総額」を指す抽象的・大局的な語で、expenseは「具体的な出費の項目・額」を指すことが多い。例えば travel expenses(交通費の明細)に対し、travel expenditure(交通費の総支出額)のように使い分ける。
『お金の支出』のみのイメージで覚えると、expenditure of energy(エネルギーの消費)のような表現に出会ったとき意味が取れなくなる。「リソースを外へ出す」というコアイメージを常に意識すること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| expense | 具体的・個別の出費項目を指すことが多く、日常的なスケールでも使う。expenditureより口語的で、複数形 expenses は「経費精算」の意味でもよく使われる。 |
| spending | 「お金を使うこと(行為・傾向)」に焦点を当てた日常的な語。government spending のように使うが、expenditure より砕けたニュアンスで、エネルギーなど非金銭的リソースには使いにくい。 |
| outlay | 初期投資・まとまった支払いに使われる語。expenditure より具体的な金額の「払い出し」に焦点がある。 |
| disbursement | 主に会計・法律用語で「資金の払い出し・支払い」を指す。expenditure より専門的・形式的。 |
対義語: revenue(歳入、収入)、income(収入)、receipt(収入、受取)
6派生語・関連語
-
expend
動詞
(資金・エネルギーなどを)費やす、消費する -
expendable
形容詞
消耗品の、使い捨て可能な、なくてもよい -
expense
名詞
費用、出費、経費(個別・具体的な額)
-
expensive
形容詞
高価な、費用のかかる
7コロケーション
- public expenditure(公共支出、公的歳出)
- cut / reduce expenditure(支出を削減する)
- expenditure of energy / time(エネルギー/時間の消費)
8確認テスト
“The project demanded an enormous expenditure of human resources.”
① 人的資源の莫大な収入
② 人的資源の莫大な消費
③ 人的資源の莫大な節約
④ 人的資源の莫大な補充
② 人的資源の莫大な消費。expenditureは金銭だけでなく「リソースを外へ出す行為」全般を指す。ここでは human resources(人的資源)という非金銭的なリソースが対象であり、「外へ使い出す=消費する」という訳が最もコアイメージに忠実で自然。①は反対の意味、③④はコアイメージと全く逆のニュアンスになる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。