concession
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
concessionの語根はconcede(認める・譲る)で、「con-(完全に)+cedere(行く・譲る)」が語源。コアイメージは「自分が持っているもの(権利・立場・空間・利益)を相手側に渡すこと」。交渉での「譲歩」も、ショッピングモールや球場内の「売店・コーナー」も、根底は同じ。売店の意味は「事業スペースを貸与・付与された場所」という発想から来ており、土地や権利を「譲り渡してもらった」区画で営む商売のこと。政治・外交・ビジネスから日常の文脈まで幅広く使われる。
2意味一覧
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名詞
譲歩、妥協(点)
交渉や対立の場面で、自分の主張・要求の一部を「相手側に渡す」行為。プレッシャーや要求に応じて立場を一歩引くこと。 -
名詞
(施設内の)売店、コンセッション、営業権
土地や施設の一区画を「付与・譲渡」された権利のもとで営む商売スペース。球場・空港・テーマパーク内の飲食売店などが典型。 -
名詞
(政府などによる)特権的利権、採掘権・経営権の付与
国や機関が企業・個人に土地や権益を「正式に渡す」こと。石油採掘権や鉄道経営権など、ビジネス・国際関係でよく使われる重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「売店」の意味は日本の単語帳では軽視されがちだが、英語ニュースや映画でも頻出。concession stand / concession booth という形で「施設内の売店・屋台」を指すと押さえておくこと。
compromiseと混同しやすいが、compromiseは「双方が歩み寄って落としどころを見つける」のに対し、concessionは「一方が相手の要求に応じて譲る」という非対称な構造がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| compromise | 双方が歩み寄るイメージで対称的。concessionは一方が相手に「渡す」非対称なニュアンスが強い。 |
| yielding | 圧力に押されて折れる・屈するという受動的なニュアンスが強く、concessionより否定的に聞こえることがある。 |
| grant | 権利・利権の「付与」という意味では近いが、grantは動詞用法が主で、上位者が下位者に与えるニュアンスがやや強い。 |
対義語: refusal、demand、insistence
6派生語・関連語
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concede
動詞
譲歩する、(渋々)認める、(ゴール・得点などを)許す
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concessionary
形容詞
譲歩的な、割引・特別優待の(concessionary fare=割引運賃) -
concessionaire
名詞
(施設内の)売店経営者、利権保有者
7コロケーション
- make a concession(譲歩する)
- concession stand / concession booth(売店、屋台)
- grant a concession(利権・権益を付与する)
8確認テスト
“After hours of negotiation, the union finally won a major concession from management regarding overtime pay.”
①組合が経営側から勝ち取った残業代に関する「売店の場所」
②経営側が組合の要求に応じて認めた「譲歩(待遇改善)」
③双方が折り合いをつけた「完全な妥協案」
④経営側が組合に一方的に課した「条件・制約」
②が正解。交渉の末に「経営側が組合側の要求に対して立場を一歩引いて認めた」という、非対称な「渡す」コアイメージが典型的に表れている。①は売店の意味だが文脈に合わない。③のcompromiseは双方が歩み寄るニュアンスで微妙に異なる。④は真逆の意味。
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