heat
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
heatのコアイメージは「エネルギーが集まり、強度が高まっている状態」です。物理的な熱(温度・暑さ)はその最もわかりやすい表れですが、それだけではありません。感情や状況が「熱を帯びる」こと、つまり激しさ・緊張・興奮・圧力が高まる状態全般をheatで表します。料理の「火加減」、競技における「予選(heat)」、動物の「発情期」、さらには警察の「追跡・圧力」まで、すべて「エネルギーや緊張が集中・高まっている」という一本の軸でつながっています。日本語で「熱が入る」「熱くなる」と言うように、heatも物理とメタファーの両領域をシームレスに行き来する単語です。
2意味一覧
-
名
熱、温度(の高さ)
エネルギーが物理的に集まっている状態そのもの。温度計の数値よりも「熱さの強度」というニュアンスが強い。 -
名
暑さ、熱気
環境や空気の中にエネルギーが充満している状態。”the heat of summer”のように体感的な暑さを指す。 -
名
熱気、興奮、激しさ
感情や場の雰囲気がエネルギーを帯びて高まっている状態。”in the heat of the moment”(興奮した瞬間に)が典型例。 -
名
プレッシャー、圧力(口語)
外部から「熱」をかけられるように圧力がかかる状態。”take the heat”(批判・圧力を引き受ける)がよく使われる。 -
名
(競技の)予選、組(レース等)
選手のエネルギーと競争の緊張が凝縮された一戦。各組に「熱量」が集まるイメージ。 -
動
熱する、温める;(感情が)高まる
エネルギーを加えて対象の「熱度」を上げる動作。物理的にも感情的にも使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
「温度」という意味でtemperatureと混同しがちですが、heatは「熱さの強度・エネルギー」、temperatureは「温度(の数値・目盛り)」です。体温計で測るのはtemperature、真夏に感じるのはheatです。
“in the heat of the moment”という重要熟語を知らずに、「その瞬間の暑さの中で」と物理的な暑さに訳してしまうミスに注意。これは「感情が高ぶった瞬間に(思わず)」という意味です。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| warmth | 心地よい穏やかな温かさ。heatほどの強度・エネルギーはなく、むしろ快適さや親しみのニュアンス。 |
| temperature | 数値や目盛りで計れる「温度」。heatが「熱さそのもの・エネルギー」なのに対し、temperatureは中立的・客観的な計測値。 |
| fever | 病気による体の「発熱・熱」に特化した単語。heatが汎用的なのに対し、feverは医学・体調文脈で使われる。 |
| passion | 感情的な意味では近いが、passionは「情熱・激情」と内面から湧き出る感情の強さ。heatはより一時的・状況的な「熱量の高まり」。 |
対義語: cold、coolness、chill
6派生語・関連語
-
heated
形
熱せられた;(議論などが)白熱した、激しい -
heater
名
暖房器具、ヒーター -
heatwave
名
熱波、猛暑 -
overheat
動
過熱する;(経済などが)過熱状態になる -
preheat
動
(オーブンなどを)予熱する
7コロケーション
- take the heat(批判・プレッシャーを引き受ける)
- in the heat of the moment(興奮・白熱した瞬間に)
- heat up(温まる;(状況が)激化する)
8確認テスト
“The CEO stepped down to take the heat off the company during the scandal.”
①暑さを和らげるために
②批判や圧力を引き受けるために
③熱狂を高めるために
④温度を下げるために
②「批判や圧力を引き受けるために」が正解。take the heatは「外部から加えられる熱(プレッシャー・批判)を一身に受ける」という口語表現。スキャンダルの文脈で「暑さ」「温度」「熱狂」と訳すのは不自然で、「圧力・批判」というheatのメタファー的用法を理解できているかがポイント。
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