other
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
otherのコアイメージは「今・ここ・この」という基準点(the one)に対して、それとは別の・もう一方の存在を指す感覚です。「他の」という日本語訳が当てられますが、実はotherが表すのは単なる「違う何か」ではなく、すでに意識されている基準点に対して「もう片方」「残りの方」というペアや集合の対比関係です。そのため「2つのうちのもう一方」「複数のうちの残り」「自分とは別の人」などあらゆる文脈に対応します。また「以前の」という訳も、「現在の自分」を基準にした「別の時間軸の自分」というコアイメージから自然に生まれます。
2意味一覧
-
形容詞
(2つのうちの)もう一方の、他の
「この1つ」という基準点に対して対になるもう一方を指し示す。the other〜の形で「2択のうちの残りの方」を明確に表す。 -
形容詞
(複数のうちの)別の、その他の
基準となる1つ(またはいくつか)を取り出した後、集合に残っているものを「他の〜」と指す用法。other studentsなど。 -
形容詞
以前の、かつての
「現在のこの状態」を基準として、それとは別の時間帯(=過去)のことを指す。in other daysで「往時は・かつては」の意味になる。 -
代名詞
他のもの、他の人
形容詞と同じコアイメージで、名詞を省略してそのまま「別の存在」を表す。othersで「他の人々」、the otherで「もう一方」。 -
副詞
別の方法で、〜以外に(other than〜の形で)
「今示したやり方・状況」を基準として、それとは別のアプローチを指す。other than〜で「〜とは別に・〜以外に」。
3例文
4よくある間違い・注意点
anotherとの混同に注意。anotherは「an + other」が縮まったもので、不特定の「もう1つ」を指すのに対し、otherは「the other」のように特定の対比関係を示すことが多い。「3つのうちの残り2つ」はthe other twoとなり、another twoとは言わないのが原則(ただし口語では揺れあり)。
「他の人=other people」を単にothersと言えることを忘れがち。また「お互いに」を表すeach otherは熟語としてそのまま覚えておくと便利。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| another | 「an + other」が縮まった形。不特定・追加的な「もう1つ別の」というニュアンスが強い。otherが対比関係を前提にするのに対し、anotherはよりカジュアルに「追加のもう1つ」を表す。 |
| different | 「性質・種類が異なる」という違いに焦点を当てる。otherが「基準点とは別の存在」を指すのに対し、differentは「違いそのもの」を強調する。 |
| else | 副詞・形容詞として「他に・その他の」を意味するが、someone else / somewhere elseのように代名詞・副詞の後に置いて使う点がotherと異なる。 |
対義語: same、this、self
6派生語・関連語
-
otherwise
副詞・接続詞
さもなければ・別の方法で・その他の点では
-
each other
代名詞(慣用句)
お互いに(2者間) -
one another
代名詞(慣用句)
お互いに(3者以上)
7コロケーション
- on the other hand(一方では・他方では)
- each other(お互いに)
- other than〜(〜以外に・〜とは別に)
8確認テスト
「He is none other than the president of the company.」
① 彼は社長以外の何者でもない(=まさに社長だ)
② 彼はもはや社長ではない
③ 彼は社長とはまったく別の人物だ
④ 彼は社長に次ぐ人物だ
① none other than〜は「〜以外の何者でもない」=「まさに〜だ」という強調表現。otherが「別の存在」を意味するため、noneと組み合わせることで「別の誰かではなく、まさにその人」という驚きや強調のニュアンスを生む。文脈によっては「他ならぬ〜」と訳すと自然。
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