mainly
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
mainlyの語根はmain(主要な、中心の)で、そこに副詞語尾-lyがついたもの。コアイメージは「重心・比重がそこに置かれている」こと。何かが複数ある中で、割合や重要度・役割の大部分がある一点に集中している状態を表す。「完全にそれだけ」ではなく、「他もあるけれど、圧倒的にそちらが中心」というニュアンスが肝心。だから『主に』『大部分は』『もっぱら』のような日本語訳になるが、文脈次第で「基本的には」「中心は~」とも訳せる。全体の中での比重・重心を意識することで、どんな文脈でも自然な訳を導き出せる。
2意味一覧
-
副詞
主に、大部分は
複数の要素の中で重心・比重が最も大きい方向を示す。「他もゼロではないが、中心はここだ」という割合の偏りを表す。 -
副詞
もっぱら、基本的には(理由・原因を述べるとき)
「なぜそうなのか」の理由や原因を述べる際にも使われ、「重心となる理由はこれだ」というニュアンスで『もっぱら〜のせいで』『主たる理由は』と訳せる。
3例文
4よくある間違い・注意点
onlyと混同しないこと。mainlyは『他もゼロではない、でも中心はここ』というニュアンス。「She mainly eats vegetables.」は「彼女は野菜しか食べない」ではなく「彼女は主に野菜を食べる(肉も少し食べるかもしれない)」が正しい。
mostlyとの違いに注意。mostlyは『ほとんどすべて(量・頻度)』に焦点があり、mainlyは『中心・重心がどこにあるか(役割・比重)』に焦点がある。例えば「The work is mostly done.(作業はほぼ終わった)」はmainlyに置き換えにくい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mostly | 量や頻度が『ほぼすべて』に近いことを示す。mainlyが役割・重心の置き場所を示すのに対し、mostlyは『ほとんどの場合・ほとんどの量』という数量的な感覚が強い。 |
| primarily | やや硬い書き言葉。『第一義的に、まず何より』という意味で、優先順位の1番目を強調する。mainlyより論理的・明示的なニュアンスがある。 |
| largely | 『大部分において』という意味で、全体の大きな割合を占めることを示す。mainlyより数量・規模感に寄っており、抽象的な事柄や現象に使いやすい。 |
| chiefly | 『とりわけ、主として』を意味し、chief(長・首席)が語源で、複数の中で最も上位・重要なものを示す。やや古風・書き言葉的。 |
対義語: partly、slightly、secondarily
7コロケーション
- mainly because(主に〜のために/もっぱら〜のせいで)
- mainly used for(主に〜のために使われる)
- consist mainly of(主に〜から成る)
8確認テスト
“He reads a lot, but his interest lies mainly in history.”
① 彼はたくさん本を読むが、関心はもっぱら歴史にある。
② 彼はたくさん本を読むが、関心は歴史にしかない。
③ 彼はたくさん本を読むが、関心は多少歴史にもある。
④ 彼はたくさん本を読むが、関心はすべて歴史に関するものだ。
① mainlyのコアイメージは「重心・比重がそこにある」こと。②は『しかない』とonlyに近い完全排除のニュアンスになり誤り。③は『多少』で比重の小ささを示しており逆。④は『すべて』で排他的すぎる。mainlyは他の関心も否定しないが、歴史にいちばんの比重があることを示すため、①『もっぱら歴史にある』が最も自然。
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