preface
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
prefaceはラテン語のpraefatio(前もって話すこと)に由来し、prae-(前に)+fari(話す)が組み合わさっています。コアイメージは「本題・本文が始まる前に置かれる言葉や行為」。書物の「序文」として最もよく知られますが、これは「本文を読む前に、著者が読者に語りかけるもの」という本質から来ています。動詞としては「〜の前置きをする・〜を前置きとして添える」という意味になり、「本題に入る前に一言申し上げると…」という話し言葉の感覚にも使われます。単なる「はじめに」より、やや改まって「わざわざ前置きを置く」というニュアンスが含まれており、その前置きがある種の準備や文脈設定として機能している点が特徴的です。
2意味一覧
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名詞
序文、前書き
書物の本文が始まる前に置かれる著者のことばで、「本題の前に置かれるもの」というコアイメージがそのまま当てはまる。 -
名詞
前置き、きっかけ、発端
書物に限らず、ある出来事や話題が本格的に始まる前の導入部分にも使われる。「この出来事が〜のきっかけになった」という文脈で登場しやすい。 -
動詞
〜に序文をつける、〜の前置きとして言う
「本題の前に言葉を置く」というコアイメージがそのまま動作として表れた用法。「preface one’s remarks with an apology(謝罪を前置きとして述べる)」のように使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
forewordとの混同に注意。forewordは通常「著者以外の第三者(推薦者・著名人など)が書く序文」を指し、prefaceは「著者自身が書く序文」であることが多い。introductionは「読者を本文の内容へ導く説明」としてより本文に近い位置づけ。
動詞用法を見落としがち。’She prefaced her remarks by saying…’のような形で動詞として使われることがあるため、動詞としての用法も押さえておきたい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| foreword | 著者以外の第三者(推薦者・友人など)が書く序文を指すことが多い点でprefaceと異なる。 |
| introduction | 読者を本文の内容へ引き込む「導入・解説」のニュアンスが強く、本文の一部として機能することも多い。prefaceより本文に近い位置づけ。 |
| prologue | 主に演劇・物語で用いられる「プロローグ・開幕の言葉」。prologueは物語世界の一部として機能するのに対し、prefaceは現実の著者が読者に語りかけるもの。 |
| preamble | 法律文書や公式宣言の「前文・前置き」に使われることが多く、より格式ばったニュアンス。prefaceより堅い文脈で登場しやすい。 |
対義語: epilogue、afterword、conclusion
6派生語・関連語
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prefatory
形容詞
序文の、前置きとしての(例:prefatory remarks「前置きの言葉」)
7コロケーション
- write a preface(序文を書く)
- preface A with B(AにBを前置きとして添える)
- serve as a preface to 〜(〜の序章・前置きとなる)
8確認テスト
The signing of the treaty was merely a preface to decades of uneasy peace.
① この条約の調印は、数十年に及ぶ不安定な平和の【序文】にすぎなかった。
② この条約の調印は、数十年に及ぶ不安定な平和の【始まりにすぎなかった】。
③ この条約の調印は、数十年に及ぶ不安定な平和への【反発】にすぎなかった。
④ この条約の調印は、数十年に及ぶ不安定な平和の【結末】にすぎなかった。
②が正解。prefaceのコアイメージは「本題の前に置かれるもの」であり、書物の「序文」に限らず「ある大きな出来事の前触れ・発端」という比喩的な意味でも使われる。ここでは条約調印が「数十年の不安定な平和の序章(始まり)にすぎなかった」という意味。①の「序文」は書物限定の訳で文脈に合わず不自然。③④はコアイメージと全く逆方向の意味。
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