ward
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
wardのコアイメージは「保護・管理のために区切られた空間や人」です。古英語の「weardian(見張る・守る)」に由来し、「守り・監視」という概念が根底にあります。病院の「病棟」は患者を管理・ケアするための区画、行政上の「区」は都市を管理しやすいよう区切った単位、刑務所の「監房」は収容者を管理するための区画——いずれも「何らかの目的のために区切られ、管理・保護される空間」という共通イメージです。また動詞では「ward off(〜を防ぐ・撃退する)」のように、外からの脅威を「守る」行為を表します。名詞では「後見人に守られる未成年者(被後見人)」という意味もあり、「守られる存在」というニュアンスも健在です。
2意味一覧
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名詞
(行政上の)区・選挙区
都市や地域を管理・行政のために区切った空間。「管理のための区切り」というコアイメージそのもの。 -
名詞
(病院の)病棟
特定の患者を管理・ケアするために区切られた病院内の区画。「保護・管理のための区切られた空間」が医療文脈に現れた形。 -
名詞
(刑務所の)監房・棟
収容者を管理・監視するために区切られた空間。「管理下に置かれた区切り」というコアイメージが刑事施設に適用されたもの。 -
名詞
被後見人(後見人に保護される人、特に未成年者)
「守られる存在」というコアイメージが人に適用されたもの。法的保護のもとに置かれた人を指す。 -
動詞
(ward off)〜を防ぐ・撃退する・避ける
「守る・見張る」という語源が動詞として残ったもの。外部の脅威を「守りの力で遠ざける」イメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
「ward」単体では「区・病棟」などの名詞が中心だが、「ward off」という句動詞の形が長文でも頻出。ward offを「区切る」と誤訳しないよう注意。「防ぐ・撃退する」の意味を必ずセットで覚えること。
「被後見人(ward)」の意味は受験では稀だが、legal ward / ward of the court のような表現で出ることがある。「守られている人」というコアイメージから意味を推測できるようにしておくと安心。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| district | 単に地理的・行政的な区分を指す中立的な語。wardほど「管理・保護」のニュアンスは強くない。 |
| division | 組織や区域を分割したもの全般を指す広い語。wardは特に行政区・医療区画など具体的な「管理単位」に限られる。 |
| repel | ward offの類義語。repelは「本能的・物理的に退けるイメージ」が強く、ward offは「守りの構えで防ぐ」というニュアンスがやや強い。 |
対義語: 攻撃する(attack)、引き寄せる(attract)
6派生語・関連語
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warden
名詞
管理者・看守・刑務所長(wardする人=守り管理する人) -
warder
名詞
(主に英)看守・番人 -
wardship
名詞
後見(人)の職・被後見状態 -
ward off
句動詞
〜を防ぐ・撃退する・避ける
7コロケーション
- ward off + 名詞(病気・危険などを防ぐ)
- maternity ward(産科病棟)
- electoral ward(選挙区)
8確認テスト
“She wore a scarf to ward off the cold wind.”
①彼女は冷たい風を区切るためにスカーフを巻いた。
②彼女は冷たい風を監視するためにスカーフを巻いた。
③彼女は冷たい風を防ぐためにスカーフを巻いた。
④彼女は冷たい風を記録するためにスカーフを巻いた。
③。ward offは「防ぐ・撃退する」の意味の句動詞。「守る・見張る」という語源から、外からの脅威(ここでは冷たい風)を「守りの力で遠ざける」イメージ。①②④はwardの他の意味や無関係な訳を当てはめた誤答で、ward offという句動詞のコアイメージを理解していれば③が自然に導ける。
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