inform
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
informは「中へ(in-)」+「形作る(form)」から成る語。単に情報を投げつけるのではなく、受け手の「内側に形(認識・理解)を作り込む」というのがコアイメージ。だから単なる「話す」より正式かつ意図的なニュアンスが生まれる。また「思想・価値観が内側から人を形作る(inform a person’s thinking)」という意味もここから派生する。情報を受け取った側の認識が変化・形成されることを前提としている点が、tellやnotifyと異なる本質的な違いだ。
2意味一覧
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動詞(他動詞)
(正式に)知らせる、通知する
受け手の内側に情報という「形」を作り込むイメージ。日常的な「話す」よりも公式・意図的な伝達に使われる。 -
動詞(他動詞)
(思想・価値観などが)〜を形成する、〜に影響を与える
「内側から形を与える」コアイメージが直接現れた意味。経験や思想が人の考え方・作品の根底を形作るときに使う。大学受験で見落とされがちな重要用法。 -
動詞(自動詞)
(当局などに)密告する、告発する(inform on/against〜)
第三者の内側(当局)に誰かの情報を「形として植え付ける」イメージ。inform on somebodyの形で用いる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「知らせる」という意味しか覚えていないと、’His experience informed his philosophy.’(彼の経験が彼の哲学を形成した)のような文で意味がとれなくなる。「内側から形作る」というコアイメージを常に意識しておくこと。
inform someone of somethingとinform someone that〜の2つの構文がある。informの後には必ず「人」が来る点に注意。×inform the news to him ○inform him of the news
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| tell | 最も口語的・日常的な「話す・伝える」。受け手への意図的な形成感は薄く、ニュートラルな伝達。 |
| notify | 規則・義務に基づいて公式に通知するニュアンスが強い。informより事務的・制度的な文脈で使われる。 |
| advise | 「推奨・勧告として知らせる」ニュアンスがあり、相手の行動を促す含意を持つ。ビジネス・法律文書で頻出。 |
対義語: conceal、withhold
6派生語・関連語
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information
名詞
情報、知識
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informative
形容詞
情報量が豊富な、有益な -
informed
形容詞
十分な情報に基づいた、知識のある(an informed decision: 十分な情報に基づいた決定) -
informant
名詞
情報提供者、密告者 -
misinform
動詞
誤った情報を与える
7コロケーション
- inform someone of something(〜について人に知らせる)
- keep someone informed(人に情報を逐次提供し続ける)
- an informed decision/choice(十分な情報に基づいた決断・選択)
8確認テスト
“Her childhood experiences in rural Japan profoundly informed her approach to environmental policy.”
① 彼女の幼少期の経験は、環境政策へのアプローチについて彼女に知らせた。
② 彼女の幼少期の経験は、環境政策への取り組み方を深く形成した。
③ 彼女の幼少期の経験は、環境政策に関する情報を与えた。
④ 彼女の幼少期の経験は、環境政策についての密告を促した。
② 「inform=内側から形作る」というコアイメージが直接現れた文。幼少期の体験が彼女の思考・姿勢の「内側に形を与えた」のだから、「形成した・方向づけた」が最も自然。①③は「知らせる」という日本語訳を無理やり当てはめた誤り。④は’inform on’の用法と混同した誤り。
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