repair
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
repairのコアイメージは「損なわれたものを本来あるべき状態に戻す」こと。語源はラテン語の re-(再び)+ parare(整える・準備する)で、「再び整える」という意味が根底にある。物理的な「修理」だけでなく、人間関係・信頼・健康・名誉など、「損傷を受けたもの全般を回復させる」場面で広く使われる。日本語の「修理する」と違い、目に見えない抽象的なものへも使えるのが特徴。「修理する」「賠償する」「関係を修復する」など訳語が変わっても、底流には必ず「元の正常な状態へ戻す」というイメージが生きている。
2意味一覧
-
動詞
(機械・物を)修理する、直す
壊れた物理的なものを「本来機能していた状態に戻す」コアイメージが最も直接的に現れる用法。 -
動詞
(関係・信頼などを)修復する、回復する
傷ついた人間関係や信頼も「損なわれたもの」として捉え、それを元の状態に戻すというコアイメージが抽象的な対象にも拡張された用法。 -
動詞
(過ちや損害を)賠償する、埋め合わせをする
損害を与えた行為によって「正常でなくなった状態」を補償によって元に戻すという発想から、賠償・補償の意味も生まれる。 -
動詞
(健康・体力などを)回復する
失われた健康も「本来あるべき状態」への回復であり、修理と同じコアイメージで説明できる。 -
名詞
修理、修繕;(複数形で)修理箇所
動詞のコアイメージが名詞化したもの。in good/bad repairという形で「(物の)状態が良い/悪い」という意味でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
repairは「損なわれた状態を元に戻す」ことが前提のため、新しく作ったり改良したりする文脈には使えない。「部屋を新しくリフォームする」にはrepairではなくrenovateやremodelを使う。また、「心の傷を癒す」はhealが自然で、repairはやや機械的・論理的なニュアンスがある点にも注意。
in good repair(良い状態で)、in bad repair(悪い状態で)という名詞用法は日本人に見落とされがちで、受験でも狙われやすいポイント。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fix | repairより口語的で幅広い場面に使われる。repairは書き言葉や正式な文脈でも自然で、抽象的な対象(関係・信頼)への用法がより豊富。 |
| restore | 「完全に元の状態へ戻す・復元する」というニュアンスが強く、repairより回復の完全性・原状復帰の程度が高い。美術品や自然環境の回復に多用される。 |
| mend | 主に衣類・布などを縫い直す・繕うイメージ。repairより小規模・手仕事的なニュアンス。mend fencesで「関係を修復する」という慣用句がある。 |
| remedy | 問題・状況の改善に重点があり、「処方する・改善策を施す」ニュアンス。医療・法律的文脈でも使われ、repairより解決策の提示に焦点がある。 |
対義語: damage、break、destroy
6派生語・関連語
-
repairable
形容詞
修理できる、修復可能な -
irreparable
形容詞
修復不可能な、取り返しのつかない(受験頻出) -
repair shop
名詞
修理店、修理工場 -
repairman
名詞
修理工、修理業者
7コロケーション
- repair the damage(損害を修復する)
- repair a relationship(関係を修復する)
- in good/bad repair(状態が良い/悪い)
8確認テスト
“The scandal caused irreparable damage to his reputation.”
① 修理できないダメージを彼の評判に与えた
② 取り返しのつかないダメージを彼の評判に与えた
③ 予想外のダメージを彼の評判に与えた
④ 一時的なダメージを彼の評判に与えた
②
irreparableはir-(否定)+repair(元の状態に戻す)+-able(できる)で「元の状態に戻すことができない」→「取り返しのつかない」という意味。抽象的な評判という対象に対してrepairのコアイメージ「元に戻す」が使われており、①の「修理できない」は物理的な対象へのニュアンスが強く不自然。
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