sacred
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
sacredのコアイメージは「神に捧げられることによって、特別な保護のもとに置かれている」こと。ラテン語のsacer(神聖な、呪われた)に由来し、「世俗の手が触れてはならない領域に属する」というニュアンスが根底にある。宗教的な場所・物・儀式に使われるのはもちろん、宗教と関係なくても「絶対に侵してはならない」「犯すことが許されない」という強い保護・尊厳の感覚を持つ。そのため「家族は私にとってsacredだ」のように、価値観や信念が絡む文脈でも使われる。「神聖な」という日本語訳は宗教的すぎる場合があるので、文脈に応じて「絶対的な」「不可侵の」なども念頭に置くとよい。
2意味一覧
-
形
神聖な、宗教的に聖なる
神に捧げられた場所・物・時間として、世俗とは切り離された特別な領域に属するというコアイメージが直接表れた意味。 -
形
宗教の、宗教に関わる
「神に属する領域」というコアイメージから、宗教・信仰に関するものごと全般(音楽・文学・儀式など)を指す形容詞として使われる。 -
形
不可侵の、絶対に大切な、侵すべからざる
「触れてはならない」というコアイメージが宗教を超えて拡張された用法。個人の信念、プライバシー、権利などが「絶対に侵してはならないもの」として語られるときに使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
holyとの混同に注意。holyは「神そのもの・神性に満ちている」という内側からの聖性を指すのに対し、sacredは「神に捧げられた・神のために取っておかれた」という指定・区別のニュアンスが強い。たとえばGod is holy(神は聖なる存在だ)とは言えるが、God is sacredとは通常言わない。
日本語の「神聖な」に引きずられて宗教的文脈にしか使えないと思いがちだが、「my personal time is sacred」のように日常会話でも「絶対に大切な/侵せない」という意味で頻繁に使われる点を覚えておきたい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| holy | 神性・聖性が内側から溢れ出ているイメージ。神自身や、神が直接宿るものに使いやすい。sacredが「神のために区別された」外的指定なのに対し、holyは「本質的に聖なる」という内的属性。 |
| divine | 「神に由来する・神から与えられた」という出所を強調する語。sacredよりも称賛・感嘆のニュアンスを持つことが多く、比喩的に「最高に素晴らしい」の意味でも使われる。 |
| hallowed | 長い歴史や敬意によって聖なるものとなった、という過程を含意する語。sacredが指定・状態を表すのに対し、hallowedは「長年の崇敬によって聖化された」という経緯が感じられる。 |
対義語: profane、secular、worldly
6派生語・関連語
-
sacredness
名
神聖さ、不可侵性 -
sacredly
副
神聖に、厳かに -
consecrate
動
(場所・物を)神聖にする、奉献する -
sacrilege
名
神聖冒瀆(神聖なものを侵す行為) -
sacrament
名
(キリスト教の)秘跡、聖礼典
7コロケーション
- sacred site / sacred ground(聖地、神聖な場所)
- sacred music(宗教音楽、聖楽)
- hold ~ sacred(〜を神聖なものとして守る、〜を絶対視する)
8確認テスト
“In our family, dinner together is sacred — no phones allowed at the table.”
① 宗教的な
② 退屈な
③ 絶対に譲れない
④ 形式的な
③「絶対に譲れない」が正解。この文は宗教とは無関係の家族の食卓を描写している。sacredのコアイメージである「侵してはならない、絶対に守られるべきもの」が日常生活に転用された例で、「家族の夕食は絶対に譲れない時間(スマホ禁止)」という意味になる。①「宗教的な」は字義通りすぎてこの文脈では不自然。
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