concentrate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
concentrateの語源はラテン語のcon-(共に・ひとつに)+centrum(中心)。つまり「中心に向かってひとつに集める」がコアイメージ。意識・注意という目に見えないものを一点に絞り込む「集中する」、人や物資を一か所に引き集める「集める・集結させる」、水分を抜いて成分を中心部に凝縮する「濃縮する」、これらはすべて「分散しているものを一点に向かって絞り込む」という同一のイメージから派生している。日本語では文脈に応じて訳語が変わるが、「散漫な状態からひとつに絞る」という動的なプロセスを常に意識することが理解の鍵。
2意味一覧
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動詞
(注意・意識などを)集中する、専念する
散らかった意識や注意を「一点に絞り込む」コアイメージそのまま。concentrate on で「〜に意識を絞り込む」という意味になる。 -
動詞
(人・物・権力などを)一か所に集める・集結させる
分散した人や物を「一点に向かってまとめる」コアイメージ。軍隊や資源を集結させる場面でよく用いられる。 -
動詞
(液体・物質などを)濃縮する
余分なものを取り除いて成分を「一点に絞り込む・凝縮する」コアイメージ。名詞のconcentrate(濃縮液・濃縮果汁)もここから来る。 -
名詞
濃縮物、濃縮液
成分を最大限に絞り込んだ結果物。オレンジジュースの「濃縮還元」などで目にする用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「concentrate on」を使わずに「concentrate 〜(目的語)」だけで使いがちだが、「集中する」の意味では必ずconcentrate on + 名詞/動名詞の形をとることに注意。× I concentrated my study. → ○ I concentrated on my study.
focusと混同しやすいが、focusは「焦点を定める」という状態・方向のイメージ、concentrateは「散漫なものを絞り込む過程・努力」のニュアンスが強い。努力やエネルギーの投入感はconcentrateの方が大きい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| focus | 特定の一点に「焦点を合わせる・照準を定める」イメージ。状態・方向性が中心で、努力の過程よりも狙いの明確さを強調する。 |
| converge | 複数のものが「一点に向かって収束する」イメージ。自然な集まり方(道路・意見が交わる)に使われ、意図的な努力感は薄い。 |
| condense | 主に「圧縮・凝縮する」の意味で使われる。気体が液体になるような物理的変化や、文章を短くまとめる場合に用いることが多い。 |
対義語: distract(注意をそらす)、scatter(分散させる)、dilute(希釈する)
6派生語・関連語
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concentration
名詞
集中(力)、集結、濃度 -
concentrated
形容詞
集中した、濃縮された -
concentration camp
名詞(複合語)
強制収容所(人を一か所に集めることから)
7コロケーション
- concentrate on + 名詞/動名詞(〜に集中する)
- concentrate one’s efforts / energy(努力・エネルギーを集中させる)
- concentrated solution(濃縮溶液)
8確認テスト
“Military forces were concentrated along the border.”
① 軍隊が国境沿いに集結させられた。
② 軍隊が国境沿いに集中して訓練した。
③ 軍隊が国境沿いで濃縮作業を行った。
④ 軍隊が国境沿いで作戦を考えた。
①が正解。「分散していた軍隊を国境という一点に向かって絞り込んだ(集結させた)」という物理的な「集める」の意味。この文では意識や注意ではなく人・物が主語であることに注目。concentrateのコアイメージ「一点に向かって絞り込む」が人・物資に適用された典型例。
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