complete
【形】完全な、まったくの、全部の
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
completeのラテン語源は「com-(完全に)+ plere(満たす)」。つまりコアイメージは「何も欠けることなく、すべてが満たされた状態」。動詞として使えば「足りない部分を満たして完成させる」、形容詞として使えば「何一つ欠けていない・完全な」となる。「a complete failure(完全な失敗)」のように強意語としても使われるのは、このコアイメージが「欠けた部分がない=その性質が100%満ちている」と解釈されるから。日本語の「完璧な」「全部の」「仕上げる」など複数の訳が生まれるのはすべてこの「満ちている」イメージから派生している。
2意味一覧
-
動詞
完成させる・完了する
足りない部分を満たし切る行為を表す。「まだ埋まっていない空白をすべて満たす」イメージが「完成させる」という訳に自然につながる。 -
形容詞
完全な・まったくの・全部の
すでに何も欠けていない状態を描写する。「満ち切っている」状態が「全部そろっている」や、強調として「まったくの〜」という訳を生む。 -
形容詞(叙述用法)
〔仕事・工事などが〕完成した・終わった
「The project is complete.」のように述語として使い、「満たされた状態に達した」=「完成した・終わった」を意味する。finished より「完全に仕上がった」という達成感が強い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「complete a form(書類に記入する)」のような用法を見落としがち。フォームの空欄をすべて「満たす」イメージで、「記入する・書き込む」という日本語訳が自然になる場面がある。
finishとの混同に注意。finishは「終わりの点に達する」イメージで、途中でやめることも含む(finish a cigarette=最後まで吸い切る)。completeは「欠けなく満たした完成」で質的な完全さを強調するため、a complete workのように出来栄えに重点がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| finish | 「終点に達する」イメージ。completeが「欠けなく満たした質的な完全さ」を含むのに対し、finishは単純に「終わりに至る」ことを指し、完成度は問わない場合もある。 |
| accomplish | 「目標を成し遂げる」というニュアンスが強く、努力の末の達成感が伴う。completeよりも意図的・主体的な行為感が強い。 |
| entire | 形容詞として「全体の」を意味するが、completeが「欠けなく満たされた状態」を強調するのに対し、entireは「分割されていない丸ごとの」というニュアンス。 |
対義語: incomplete、partial
6派生語・関連語
-
completion
名詞
完成・完了
-
completely
副詞
完全に・まったく
-
incomplete
形容詞
不完全な・未完の -
complement
名詞・動詞
補完するもの・補完する(同語源で「満たすもの」)
7コロケーション
- complete a task / assignment(課題・タスクを完了する)
- a complete failure / success(完全な失敗 / 成功)
- complete a form(書類に記入する)
8確認テスト
“Please complete the application form and submit it by Friday.”
① 応募フォームを完成させてください
② 応募フォームに記入してください
③ 応募フォームをすべて確認してください
④ 応募フォームを印刷してください
②「応募フォームに記入してください」が最も自然。「complete a form」はフォームの空欄という「欠けた部分をすべて満たす」というcompleteのコアイメージから生まれた慣用的表現で、「(用紙に)記入する」を意味する定型表現として定着している。この文脈では「記入する」が最も適切な日本語訳になる。①も文字通りの意味としては誤りではないが、「complete a form」の慣用的な意味を反映できていない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。