grab
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
grabのコアイメージは「すばやく・強引に・積極的に何かを捉える」こと。物理的に手でひっつかむ場面はもちろん、「注意・関心・機会」を素早く引きつける・手に入れる場面にも使われる。共通しているのは、ためらいなく一気に対象を「自分のもの」にしようとする動的なエネルギー。grabは単に「持つ」のではなく、その瞬発力と積極性が本質にある。だから「聴衆の心をつかむ」「チャンスをものにする」「軽く食事をとる」など、一見バラバラに見える訳も、すべて「素早く・積極的に捉える」というコアから派生している。
2意味一覧
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動詞
(物を)ひっつかむ、急いで取る
手を素早く伸ばして対象を強く捉えるという最も直接的な用法。コアイメージそのもの。 -
動詞
(注意・関心などを)引きつける、魅了する
物理的な手の代わりに、音楽・映像・言葉などが「相手の意識・感情」を一気に捉えるイメージ。「ひっつかむ」から「心をつかむ」へ自然に拡張される。 -
動詞
(機会・時間などを)素早く確保する、ちょっと~する
機会や食事・睡眠をためらわず素早く「手に入れる」ニュアンス。日常会話でよく出る口語的用法で、grab a bite(軽く食べる)、grab some sleep(少し眠る)など。 -
名詞
ひったくり、つかもうとする動作
動詞のコアイメージがそのまま名詞化したもの。make a grab for ~(~をつかもうとする)の形が典型。
3例文
4よくある間違い・注意点
grab a bite / grab some sleep のような口語表現を「つかむ」と直訳してしまうミス。この場合のgrabは「素早く確保する」ニュアンスで、「ちょっと食べる」「少し寝る」と訳すのが自然。コアイメージ(素早く手に入れる)を念頭に置いておけば文脈に合った訳が自然に出てくる。
catchと混同しやすいが、catchは「飛んできたものを受け止める・捕まえる」のに対し、grabは「自ら素早く手を伸ばして取りに行く」能動的・積極的なニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| seize | grabより硬い語で、権力・機会・財産などを「強引に奪う・制圧する」ニュアンスが強い。より公式・深刻な文脈で使われる。 |
| snatch | grabと近いが、「ひったくる・奪い取る」という強引さや違法性を伴うニュアンスがやや強め。 |
| catch | 飛んできたものや逃げるものを「受け止める・捕まえる」。自ら手を伸ばすgrabと違い、対象が来るのを待って捉えるニュアンスを含む。 |
| captivate | 「魅了する」の意味に限れば近いが、captivateはじっくりと心を虜にする感じ。grabは瞬発的・即時的に引きつけるニュアンス。 |
対義語: release、let go
6派生語・関連語
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grabby
形容詞
欲張りな、強引に奪おうとする -
grab bag
名詞
福袋、詰め合わせ(中身が分からないまま「つかみ取り」する袋)
7コロケーション
- grab a bite(軽く食事をとる)
- grab someone’s attention(人の注意を引く)
- grab an opportunity(機会をとらえる)
8確認テスト
“The opening scene of the film really grabs you.”
① その映画の冒頭シーンはあなたをとらえる。
② その映画の冒頭シーンは本当にあなたを引きつける。
③ その映画の冒頭シーンはあなたをひっつかむ。
④ その映画の冒頭シーンはあなたに触れる。
②
grabのコアイメージは「素早く・強引に捉える」こと。物理的な文脈だけでなく、映画・音楽などが人の感情や関心を一気に引きつける場面でも使われる。①「とらえる」は直訳的で文脈にそぐわず、③「ひっつかむ」は物理的すぎて不自然。④「触れる」はコアイメージとかけ離れている。「本当に引きつける/心をつかむ」(②)がgrabの瞬発的・積極的なニュアンスを最もよく反映している。
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