incentive
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
incentiveはラテン語の「incinere(音楽を奏でて人を引き寄せる)」に由来し、「人を特定の行動へと引き寄せる力」がコアイメージです。罰やプレッシャーで「押す」のではなく、魅力的な見返りや利益を示して「引っ張る」ニュアンスが核心にあります。そのため、動機・誘因・刺激・報酬など、文脈によって訳語は変わりますが、いずれも「これがあるから行動しようという気にさせる何か」という共通した感覚を持ちます。経済・ビジネス・教育など幅広い分野で使われ、多くの場合「金銭的・物質的な見返り」を指しますが、非物質的な動機づけにも使われます。
2意味一覧
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名詞
動機・誘因(行動を起こさせる理由や目的)
人を行動へと「引き寄せる」内なる力の源がコアイメージ。「なぜやるのか」という根拠となる引力そのもの。 -
名詞
刺激(行動意欲を高めるきっかけ)
外部からの働きかけが人の行動意欲を「引き出す」場合、その刺激そのものもincentiveと表現される。 -
名詞
報酬・インセンティブ(行動に対する具体的な見返り、特に金銭的なもの)
「引き寄せる力」が具体的な報酬や特典として形になったもの。ビジネス文脈では特にこの意味で使われることが多い。 -
名詞
優遇措置・特典(tax incentiveなど政策的な措置)
政府や企業が望む行動を促すために設ける「引き寄せの仕掛け」。税制優遇や補助金がこれにあたる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「motivation(内発的なやる気・動機)」と混同しやすいが、incentiveは外部から与えられる「引き寄せの仕組み・材料」というニュアンスが強い。motivationが「すでに内にある意欲」なら、incentiveは「意欲を生み出すために外から用意されたもの」。
日本語の「インセンティブ」はビジネスの金銭的報酬に限定されがちだが、英語のincentiveはもっと広く「行動を促すあらゆるもの(感情的な動機、社会的承認なども含む)」を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| motivation | 内側から湧き出る「やる気・意欲」そのもの。incentiveが外から与えられる引き寄せの材料であるのに対し、motivationはすでに心の中にある推進力。 |
| stimulus | より中立的・科学的なニュアンスで「刺激」を意味する。incentiveが行動への「誘い」なら、stimulusは反応を引き起こす「刺激」全般。 |
| inducement | 特定の行動を取らせるための「説得材料・誘い文句」。incentiveより意図的・作為的なニュアンスがあり、やや否定的な文脈でも使われる。 |
| reward | 行動の「後」に与えられる報酬・ご褒美。incentiveが行動「前」に人を引き寄せるものであるのに対し、rewardは行動「後」に与えられる見返り。 |
対義語: deterrent(抑止力)、disincentive(行動を妨げる要因)
6派生語・関連語
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incentivize
動詞
〜に動機付けをする、〜にインセンティブを与える
7コロケーション
- financial incentive(金銭的な誘因・インセンティブ)
- provide / offer an incentive(動機・誘因を与える)
- have no incentive to do(〜する動機がない)
8確認テスト
「The school introduced a new system to give students an incentive to read more books.」
① 義務
② きっかけを与えるための刺激
③ 読書する時間
④ 読書の方法
② きっかけを与えるための刺激。incentiveのコアイメージは「外から与えられ、行動へと人を引き寄せる力」。この文では学校が生徒に読書という行動を促すために何らかの仕組みを導入したという文脈なので、「行動を起こさせる刺激・誘因」が最も自然。①の「義務」はコアイメージと逆で、押しつけるニュアンスになる。
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