chart
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
chartのコアイメージは「複雑な情報を視覚的・空間的に整理して一覧できるようにしたもの」です。もともとラテン語の「紙・地図」を意味する語が語源で、「一目で全体を把握できるよう描き出されたもの」というニュアンスが根底にあります。グラフや表(数値の整理)、航海図や地図(地形・航路の整理)、医療カルテ(患者情報の整理)、音楽チャート(人気順位の整理)まで、いずれも「バラバラな情報を秩序立てて見える化する」という共通の発想から派生しています。動詞として使う場合も「地図に記す・記録する・計画を立てる」など、同じコアイメージがそのまま働いています。
2意味一覧
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名
グラフ・図・表
数値や統計などの情報を視覚的に整理して一覧できる形にしたもの。コアイメージの最も典型的な表れ。 -
名
(航海・航空用の)海図・地図
海や空のルート情報を視覚的に整理して描き出したもの。chartはもともとこの意味が起源であり、コアイメージに直結する。 -
名
カルテ(医療記録)
患者の症状・治療歴などの情報を時系列で整理・記録したもの。「情報の視覚的整理」というコアイメージがここにも働いている。 -
名
ヒットチャート・ランキング表
楽曲や映画などの人気順位を整理して一覧にしたもの。the chartsと複数形で使われることが多い。 -
動
(地図・図に)記録する、図示する、計画を立てる
情報や進路を視覚的に整理して描き出すという動作。chart a course(航路を定める)のように「将来の方針を明確に描く」比喩的用法も重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
graphとの混同に注意。graphは数値の変化や関係を線・棒・円などで示した「グラフ」に限定されるが、chartはグラフを含む「図・表・チャート全般」を幅広く指す上位概念。つまりすべてのgraphはchartだが、すべてのchartがgraphではない。
動詞 chart a course(航路を定める・方針を立てる)は比喩的にビジネス文書や論説文でもよく使われる重要表現。「計画する」と訳したくなるが、「明確な方向性を描き出す」というニュアンスが本来の意味に近い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| graph | 数値データを線・棒・円などの図形で表したものに限定される。chartより範囲が狭い。 |
| table | 行と列に情報を整理した「表組み」を指す。視覚的な図形表現より、文字・数値を格子状に並べた形式に特化。 |
| diagram | 構造・仕組み・関係性を図解したものを指す。データの推移よりも「しくみの説明」に重点。 |
| map | 地理的な位置情報を視覚化したもの。chartが航海図・航空図に使われるのに対し、mapはより一般的な地図全般に使われる。 |
対義語: text(文章・テキスト)、data(生データ、整理前の情報)
6派生語・関連語
-
charted
形
地図に記された、記録された(uncharted=未知の、未踏の) -
uncharted
形
地図にない、未知の、未踏の(uncharted territory で「未知の領域」) -
charting
名・動(進行形)
地図作成、記録すること;計画を立てること
7コロケーション
- bar / pie / flow chart(棒グラフ / 円グラフ / フローチャート)
- chart a course(航路を定める、方針を立てる)
- top the charts(チャートの1位になる)
8確認テスト
“The explorers were venturing into uncharted waters, far beyond any known chart.”
① グラフ
② カルテ
③ 海図
④ ランキング表
③ 海図。uncharted waters(未知の海域)という表現と、「探検家が既知の範囲を超えて航海する」という文脈から、ここでは航路・地形を描き出した「海図」が最も自然。chartの語源的な意味であり、コアイメージ「情報を視覚的に整理して描き出したもの」が航海分野に特化して表れた用法。
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