criticize
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
criticize のコアイメージは「基準(criterion)に照らし合わせて対象を評価・判定する」こと。語源はギリシャ語の kritikos(判断できる)。つまり本来は善悪・優劣を「判断する・評価する」という中立的な行為を指す。しかし実際の会話では、評価した結果として「問題点・欠点を指摘する」という否定的なニュアンスで使われることがほとんど。文芸批評のように「批評する」という中立的な意味から、「非難する・あら探しをする」という強い否定的意味まで幅があるのは、この「基準に照らして判断を下す」というコアがあるから。文脈次第で訳し分けることが重要。
2意味一覧
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動詞(他動詞)
批評する・評価する
基準に照らして作品や行動を中立的に評価するという、コアイメージそのままの用法。文芸・芸術批評などの文脈で登場する。 -
動詞(他動詞)
批判する・非難する
評価した結果「欠点がある」と判断を下すことから、否定的なニュアンスが前面に出た用法。日常会話ではこちらが圧倒的に多い。 -
動詞(他動詞)
酷評する・けなす
否定的評価が特に強く出た場合。ただし「悪口を言う」とは異なり、あくまで「基準に基づいた判断」の色合いが残る点が重要。 -
動詞(自動詞)
あら探しをする・けちをつける
欠点を見つけることに集中しすぎた状態。「いつも批判してばかり」という用法がこれにあたり、建設的な意図が感じられない否定的な含みが強い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「批判する」と「非難する」を混同しがち。criticize は基準に基づく判断なので、感情的な罵倒(condemn や denounce)とは異なる。建設的な批判も criticize と表現できる点を忘れずに。
criticize は目的語に「人」も「物・事」も取れるが、日本語の「批評する」は作品などに使うことが多い。英語では『I criticized his behavior.(彼の行動を批判した)』のように人の行動にも自然に使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| blame | 「責任の所在を問う」のが中心。criticize が基準に基づく評価なのに対し、blame は「〜のせいにする」という責任追及のニュアンスが強い。 |
| condemn | 道徳的・倫理的に「断罪する」という強い否定。criticize より感情的・断定的で、許しがたいという態度が含まれる。 |
| review | 主に作品・製品を評価するときに使い、中立的なニュアンスが強い。criticize の「中立的な批評」に近いが、review はより形式的な評価作業を指す。 |
| find fault with | 「あら探しをする」という criticize の最も否定的な側面と重なる表現。ただしこちらは熟語で、粗探しに集中している含みが明確。 |
対義語: praise(称賛する)、commend(推奨する・褒める)、compliment(褒める)
6派生語・関連語
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criticism
名詞
批評・批判・非難
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critic
名詞
批評家・評論家;批判者
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critical
形容詞
批判的な;重大な;危機的な
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critically
副詞
批判的に;重大に;危機的に -
criterion
名詞
(判断の)基準・規準(複数形:criteria)
7コロケーション
- harshly criticize 〜(〜を手厳しく批判する)
- criticize A for B(BのことでAを批判する)
- publicly criticize 〜(〜を公に批判する)
8確認テスト
「The film was praised for its stunning visuals but criticized for its weak story.」
① 非難された
② 酷評された
③ 批評された
④ けなされた
③「批評された」が最も自然。この文では映像面への賞賛と物語面への評価が並列されており、良い点と悪い点の両方に言及する中立的な文脈。criticize のコアである「基準に照らして判断を下す」という中立的な用法がここでは前面に出ており、「非難」「酷評」「けなす」という一方的に否定的な訳語は文脈に合わない。
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