deceive
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
deceive のコアイメージは「相手の現実認識を意図的にズラすこと」。語源はラテン語の de-(離れて)+ capere(つかむ)で、「正しい認識から引き離す」というニュアンスが根底にある。単に嘘をつく(lie)のではなく、相手が「真実だと信じている」状態を作り出すことに重点がある。だから「口頭の嘘」だけでなく、行動・見た目・演技・沈黙など、あらゆる手段で相手の判断を誤らせる場面に使える。また「だまされる側が気づいていない」という状態も含意するため、被害者の主観的な信頼感が裏切られるという痛みも内包する単語である。
2意味一覧
-
動詞(他動詞)
(人を)だます、あざむく
相手の認識を意図的に歪める行為そのものを指す最も基本的な用法。口頭・行動・演技など手段は問わない。 -
動詞(他動詞)
だまして〜させる(deceive A into doing)
認識を歪めることで相手の行動まで操作するという、コアイメージの「応用」。誤った認識が誤った行動を引き起こすという因果関係を含む。 -
動詞(再帰的用法)
自分自身を欺く、思い違いをする(deceive oneself)
認識を歪める対象が「自分自身」になった用法。都合の悪い現実から目を逸らし、自分の信念に沿った誤った認識を持ち続けるニュアンスがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
lie(嘘をつく)と混同されがちだが、deceive は手段を問わず「相手の認識を歪める」ことが本質。沈黙・演技・誇張など言葉を使わなくても deceive は成立する。
deceive は「完全に信じ込ませること」に重点があるため、たとえ嘘が発覚しなかった場合でも使える。cheat(不正行為・浮気)と混同しないこと。cheat はルールや信頼関係への違反、deceive は認識操作に焦点がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| lie | 口頭で事実でないことを言うことに限定される。deceive より狭い概念で、手段が「言葉の嘘」に限られる。 |
| mislead | 「誤った方向へ導く」というニュアンス。意図的でない場合にも使えるため、deceive より悪意の度合いが低いことがある。 |
| trick | 巧みな仕掛けや計略で相手を引っかける。deceive より軽い・遊び感覚の文脈にも使われる(いたずらなど)。 |
| cheat | 規則・約束・関係上の信頼を裏切ること(不正行為・浮気など)に焦点。認識を歪めることより「不正な利益を得る」行為に重点がある。 |
対義語: enlighten、disillusion、reveal
6派生語・関連語
-
deception
名詞
欺くこと、詐欺、ごまかし -
deceptive
形容詞
人を欺くような、見かけ倒しの(例:deceptive appearance=見せかけの外見)
-
deceptively
副詞
見かけによらず(例:deceptively simple=一見シンプルに見えるが実は複雑) -
deceit
名詞
欺瞞、不正直(deception より人の性質や習慣的な不正直さを指すことが多い) -
deceitful
形容詞
不正直な、人を欺くことを常とする
7コロケーション
- deceive A into doing(Aをだまして〜させる)
- deceive oneself(自己欺瞞する、思い違いをする)
- deliberately deceive(意図的に欺く)
8確認テスト
“Appearances can be deceiving—the building looks old from outside, but inside it’s a state-of-the-art facility.”
①外見はだましにくい
②外見は人を欺くことがある
③外見はだまされやすい
④外見は正直だ
②「外見は人を欺くことがある」が正解。deceiving は「(人の認識を)歪める・惑わせる」という意味で使われており、「見かけによらない」という文脈を自然に表している。①は意味が逆、③は主語と述語の関係がおかしい、④は反対の意味。この文はまさに deceive のコアイメージ「認識を歪める」が外見という主語に当てはまった例。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。