ownership
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
ownershipの根底にあるイメージは「あるものが完全に自分に帰属している状態」です。own(所有する)+-ship(状態・性質)という構造で、単に「物を持っている」という事実だけでなく、「それに対して権限・責任・関与を持っている状態」というニュアンスを含みます。だから法律的な「所有権」にも、心理的・組織的な「当事者意識・主体的関与」にも使われます。日本語の「所有権」が法的な権利を指すのに対し、ownershipはもっと広く「自分ごととして引き受けている感覚」まで含む点が特徴です。
2意味一覧
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名詞
所有権・所有していること
「あるものが完全に自分に帰属している状態」というコアイメージがそのまま法的・物理的な「所有権」として現れる。証明書や登記によって公的に認められた帰属状態を指す。 -
名詞
当事者意識・主体的関与・責任感
ビジネスや組織では「この課題は自分のものだ」という感覚をownershipと表現する。物理的な所有ではなく、心理的に「自分ごととして引き受けている状態」というコアイメージが転用されたもの。 -
名詞
(集合的に)オーナー層・経営者側
「所有している側」という属性がそのまま人のグループを指す用法。「management(経営陣)」に近い使い方で、労働者側と対比して使われることがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
「ownership=所有権(法律用語)」だけと覚えると、ビジネス文書や就活英語で頻出の「take ownership(主体的に引き受ける)」「ownership mindset(当事者意識)」の意味が読み取れなくなる。コアは『帰属している状態』であり、法的文脈でも心理的文脈でも使われると意識しておこう。
possessionとの混同に注意。possessionは「実際に手元に持っている・占有している」という物理的な状態を指し、権利の有無は問わない。一方ownershipは「正当な権利・権限として帰属している」という含意が強い(例:possession is 9/10 of the law「占有は所有に近い」という諺が示すように、両者は別概念)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| possession | 物理的に手元に持っている・占有しているという事実を指し、法的権利の含意は弱い。ownershipは正当な権原(タイトル)に基づく帰属状態を指す点で異なる。 |
| proprietorship | ownershipの格式ばった言い換えで、特に事業・店舗の単独所有を指すことが多い。ownershipより使用場面が限定的。 |
| title | 法律用語として「所有権・権原」を指す。ownershipよりさらに法的・書類上の権利を強調する。 |
対義語: non-ownership、dispossession、tenancy(借用・賃借)
6派生語・関連語
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own
動詞・形容詞
所有する・自分自身の
-
owner
名詞
所有者・オーナー
-
co-ownership
名詞
共同所有(権) -
owned
形容詞
所有された・~が所有する
7コロケーション
- take ownership of ~(~を自分ごととして引き受ける・~に責任を持つ)
- transfer of ownership(所有権の移転)
- proof of ownership(所有証明)
8確認テスト
“The manager encouraged every team member to take ownership of the project and not wait to be told what to do.”
① 所有権を取得する
② 自主的・主体的に関わる(当事者意識を持つ)
③ 財産を独占する
④ プロジェクトを買い取る
② 自主的・主体的に関わる(当事者意識を持つ)
解説:「待つのではなく自ら動く」という文脈から、法的な所有権ではなく「プロジェクトを自分のものとして引き受ける感覚=当事者意識」というコアイメージが使われていると判断できる。take ownership of ~はビジネス英語で「~に主体的に責任を持つ」という意味でよく使われる重要表現。
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