discourse
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
discourseのコアイメージは「ある目的・文脈のもとで展開される、まとまった言語活動」です。ラテン語のdiscursus(走り回ること)が語源で、「考えがあちこちを駆け巡りながら展開する」イメージがあります。単なる一言二言ではなく、ある程度の長さと構造を持った「言語のやり取り」を指します。講演のような一方向の発話でも、議論のような双方向のやり取りでも、言語学的に分析される「談話」単位でも使われるのは、すべて「意図や文脈をもってまとまった言語が展開する」という共通イメージがあるからです。
2意味一覧
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名詞
論議・討論(双方向のやり取り)
複数の人が考えを展開し合う「まとまった言語のやり取り」がこの訳に対応する。 -
名詞
講演・講話(一方向の言語発信)
一人が聴衆に向けてまとまった考えを展開する「言語活動」として、「講演」という訳が最も妥当になる。 -
名詞
談話(言語学用語:文を超えた言語のまとまり)
言語学では「文レベルを超えてまとまった言語単位」を指し、文脈の中で展開する言語そのものを分析する際に使われる。 -
動詞
(長々と)話す・論じる
「まとまった言語活動を展開する」というコアから、動詞では「あるテーマについて詳しく話す・論じる」という意味になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「discourse」は単なる「会話(conversation)」や「スピーチ(speech)」よりも格式が高く、ある程度の長さと構造・意図を持った言語活動を指します。日常会話の「ちょっとした話」には使いません。
言語学・社会学では「discourse(言説)」が「社会的に構築された語りの体系」を指す専門用語として使われ、日常的な「論議」「講演」とはかなりニュアンスが異なります。文脈によって訳を柔軟に変えることが大切です。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| discussion | discussionは特定のテーマをめぐる「具体的な話し合い」に焦点。discourseはより形式的・包括的で、社会・学術的な文脈でよく使われる。 |
| lecture | lectureは教育的な一方向の「講義」に限定。discourseは双方向の議論や言語学的な談話にも広く使える。 |
| dialogue | dialogueは双方向の「対話」に特化。discourseは一方向の発話にも、社会的言説にも使える幅広さがある。 |
対義語: silence、monologue(一方的なやり取りという意味では)
6派生語・関連語
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discursive
形容詞
話が広範に展開する・散漫な;(哲学)推論的な -
discourage
動詞
(語源は別)落胆させる ※discourseとは別語源なので注意
7コロケーション
- political discourse(政治的言説・言論)
- discourse analysis(談話分析)
- hold a discourse on ~(〜について論じる・講演する)
8確認テスト
The professor argued that public discourse on climate change has been dominated by economic interests.
① 公的な講演
② 社会的な言説・言論
③ 科学的な論文
④ 個人的な意見
② 社会的な言説・言論。「public discourse」は「社会全体で展開される、まとまった言語のやり取りの総体」を指し、特定の個人の発言や論文ではなく、社会的に形成される「言論空間」を表します。discourseのコアイメージ(意図をもって展開する言語活動)が社会スケールに広がった用法です。
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