disperse
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
disperseのコアイメージは「一点に集まっていたものが、四方八方へバラバラに散っていく」ことです。語源はラテン語のdispergere(di-「四方へ」+spargere「まく・散らす」)で、単に「移動する」のではなく、「一つのまとまりが崩れて広範囲に広がる」という点が核心です。人が解散する場面はもちろん、光が屈折して分散する光学現象、霧や煙が空気中に拡散する場面、種が風で飛び散る場面など、「集中→拡散」の動きがあればすべてdisperseで表せます。この広がりのイメージさえ掴めば、文脈に応じた自然な日本語訳を自分で導き出せます。
2意味一覧
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動(他動詞)
〜を散らす、分散させる、散布する
集まっていたものを意図的に四方へ広げる動作。警察が群衆を解散させたり、農薬を畑に散布したりする場面が典型。 -
動(自動詞)
散る、解散する、拡散する
まとまりが自然に崩れて四方に広がる状態。群衆・霧・煙などが「その場からバラバラになっていく」イメージ。 -
動(他動詞)
(光・波などを)分散させる、拡散させる
物理・光学の文脈では、白色光がプリズムで複数の色に分かれるように、エネルギーや波が分散する現象を指す。「一が多に分かれて広がる」コアイメージがそのまま当てはまる。
3例文
4よくある間違い・注意点
scatterとの混同に注意。scatterは「バラバラに飛び散る」という無秩序な拡散で、物理的・視覚的な散乱が中心。disperseは「まとまりが崩れて広範囲に広がる」というプロセスに重点があり、群衆・光・粒子など「集合体が分かれていく」文脈で好んで使われる。
dissolveと混同しないこと。dissolveは「溶解する・消えてなくなる」ニュアンスが強く、物体が別の物質に溶け込む場面で使う。disperseは消えるのではなく「広がって分散する」ので、存在がなくなるわけではない点が異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| scatter | 無秩序にバラバラに飛び散るイメージが強く、物理的・視覚的な乱雑さを伴うことが多い。disperseよりカジュアルな語感。 |
| dissipate | エネルギーや霧・雲などが「徐々に薄れて消えていく」ニュアンスで、広がりながら最終的には消滅する点がdisperseと異なる。 |
| distribute | 意図的に「配分する・行き渡らせる」という計画性が強く、混乱や崩壊のニュアンスがないのがdisperseとの大きな違い。 |
対義語: gather、assemble、concentrate、converge
6派生語・関連語
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dispersal
名詞
散布、分散、解散(行為・プロセスを表す) -
dispersion
名詞
分散、拡散(特に光・粒子・統計などの専門用語として使用) -
dispersed
形容詞
分散した、散在した
7コロケーション
- disperse a crowd(群衆を解散させる)
- disperse seeds / chemicals(種・化学物質を散布する)
- disperse light(光を分散させる)
8確認テスト
“The morning fog quickly dispersed as the sun rose higher in the sky.”
① 朝霧は太陽が高くなるにつれて急速に集まった。
② 朝霧は太陽が高くなるにつれて急速に晴れていった。
③ 朝霧は太陽が高くなるにつれて急速に濃くなった。
④ 朝霧は太陽が高くなるにつれて急速に降り注いだ。
② が正解。disperseのコアイメージは「一か所に集まっていたものが四方に広がって薄くなる」こと。霧(まとまった水分)が太陽熱によって大気中に拡散していく場面であり、「消えていく・晴れていく」が最も自然な訳。①は逆方向(gather/converge)、③は濃くなる(thicken)、④は全く文脈が合わない。なお、より厳密にはdisperseは「霧が晴れた」というよりも「四方に散った・拡散した」というプロセスを表す語であり、「拡散して薄まっていった」と理解するとコアイメージに忠実になる。
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