dispute
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
disputeのコアイメージは「二者が互いに相手の主張を否定しながらぶつかり合う」こと。語源はラテン語のdis-(バラバラに)+putare(考える・計算する)で、「考え方がバラバラになる」状態を指す。単なる「けんか」よりも知的・論理的な対立のニュアンスが強く、「どちらが正しいか」「どの権利が誰に属するか」という点で双方が譲らない状態を表す。領土問題・労使交渉・法廷での争いなど、社会的・公的な場面で使われることが多い。動詞として使うと「(事実・主張などを)正面から否定する」というニュアンスになる。
2意味一覧
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名詞
論争、紛争、口論
二者が互いの主張をぶつけ合って対立している状態そのものを指す。個人的な口げんかから国家間の紛争まで、「相手の正当性を認めない対立」であれば幅広く使える。 -
動詞
〜に異議を唱える、〜を否定する
相手の主張・事実・権利などを真っ向から否定する行為。「dispute a claim(主張に異議を唱える)」のように、論理的・公的な反論の場面でよく用いられる。 -
動詞
〜について論争する、争う
ある事柄をめぐって双方がぶつかり合うプロセスを表す。「dispute a territory(領土を争う)」のように、所有権・支配権を互いに主張し合う文脈でも頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
disputeは単なる感情的な「けんか」(quarrel / fight)とは違い、「どちらが正しいか・正当か」という主張のぶつかり合いというニュアンスが本質。領土・権利・事実など、主張の正当性が問われる文脈が中心なので、日本語訳を文脈によって「紛争/論争/口論/異議」と使い分けること。
動詞のdisputeは他動詞で使うことが多い(dispute a claim / dispute a decision)。「〜について論争する」と言いたい場合はdispute over〜の形も押さえておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| argument | 日常的な言い合いや口論全般に使う幅広い語。disputeより個人的・感情的なぶつかりもカバーするが、公的・社会的な対立にはdisputeの方が適切。 |
| conflict | 利害・価値観・勢力の「衝突・対立」を広く表す語。disputeは主張の正当性を争う知的な対立だが、conflictは感情的・物理的な衝突も含む。 |
| controversy | 社会的に意見が分かれる「論争・物議」を指す。disputeが二者間のぶつかり合いであるのに対し、controversyは多数の人の間に広がる論争のニュアンスが強い。 |
| quarrel | 感情的・個人的な「口げんか」に特化した語。disputeに比べてより感情的で、公的・社会的な文脈には使いにくい。 |
対義語: agreement、settlement、consensus
6派生語・関連語
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disputable
形容詞
議論の余地がある、疑わしい -
indisputable
形容詞
議論の余地のない、明白な(大学受験頻出) -
disputably
副詞
議論の余地をもって -
indisputably
副詞
明白に、疑いなく
7コロケーション
- settle a dispute(論争・紛争を解決する)
- territorial dispute(領土紛争)
- dispute a claim(主張に異議を唱える)
8確認テスト
“The management and the union have been in dispute over working conditions for months.”
① 経営陣と組合は、労働条件について数ヶ月間けんかをしている。
② 経営陣と組合は、労働条件をめぐって数ヶ月間対立(紛争状態)にある。
③ 経営陣と組合は、労働条件について数ヶ月間話し合っている。
④ 経営陣と組合は、労働条件に数ヶ月間不満を持っている。
②が正解。disputeは「互いの主張が真っ向からぶつかり合う対立」がコアイメージ。労使間の公的・組織的な対立を表すこの文脈では「けんか」(①)では軽すぎ、「話し合い」(③)や「不満」(④)では対立のニュアンスが消えてしまう。「対立・紛争状態」が最も本質を捉えた訳。
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