hasten
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1コアイメージ
hastenのコアイメージは「時間的な余裕を削り取るように、物事や人を前に押し進める」こと。自動詞として「自分が急ぐ」にも、他動詞として「何かを早める・促進させる」にも使える。単に「速く動く」というよりも、「本来かかるはずの時間を意図的に短縮する」というニュアンスが強い。たとえば病気の進行を早める、あるいは誰かの死を早めるといった文脈でも使われるように、「あるべきタイミングより前に何かを引き起こす」という少し緊迫感を帯びた響きがある。haste(急ぎ)という名詞が語源にあり、そこに動詞化の -en がついた形。
2意味一覧
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自動詞
急ぐ、急いで行く
自分自身がそのコアイメージの「急き立てられる側」になる用法。「時間を縮めるように前へ進む」が「急いで移動する」になる。 -
他動詞
(物事を)早める、促進する、急がせる
何か(出来事・プロセス・人)を「時間的に前へ押し出す」のがこの用法。結果として「早める」「促進する」という訳が最も自然になる。 -
他動詞
(結果・事態を)招き寄せる、(悪いことを)早まって引き起こす
「本来よりも前のタイミングに引き寄せる」というコアが転じて、特に悪い結果を「手繰り寄せる」ニュアンスで使われることがある。hasten one’s downfall(失脚を早める)などが典型。
3例文
4よくある間違い・注意点
hurryと混同しやすいが、hurryは「あわてる・せかせかと動く」という動作のスピード感が中心。hastenは「時間的に前倒しにする」という意図性・因果性が強く、特に他動詞で「物事の進行を早める」という文脈ではhurryは使えない(×hurry the collapse)。
hasten to doという表現は「急いで〜する」という意味だが、転じて「(誤解されないうちに)急いで〜と言っておく」という断り書き的なニュアンスで使われることが多い。文字通りの「急いで行動する」とは少し違う場合があるので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| hurry | 動作のスピードや焦りを表すのが中心で、口語的。他動詞でも使えるが「人を急がせる」用途が多く、「出来事・プロセスを早める」という抽象的な用法ではhastenに劣る。 |
| accelerate | 速度や進行を「加速させる」に焦点。量的・段階的に速くなるイメージが強く、hastenよりもフォーマルで科学的・経済的文脈でよく使われる。 |
| expedite | 手続きや業務を「迅速化する・促進する」に特化したビジネス語。効率的に処理を前に進める意図があり、hastenの緊迫感とは少し異なる。 |
| precipitate | 「(特に悪い事態を)性急に引き起こす」に特化。hastenよりも「不用意に・突然に」招いてしまうという否定的ニュアンスが強い。 |
対義語: delay、retard、slow down、postpone
6派生語・関連語
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haste
名詞
急ぎ、急速(make haste で「急ぐ」)
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hasty
形容詞
急いだ、性急な、早まった
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hastily
副詞
急いで、性急に
7コロケーション
- hasten one’s departure(出発を早める)
- hasten to add(急いで付け加える)
- hasten the process(プロセスを早める)
8確認テスト
His reckless spending hastened his financial ruin.
① 彼の無謀な浪費は財政破綻を急いで引き受けた
② 彼の無謀な浪費は財政破綻を早めた
③ 彼の無謀な浪費は財政破綻から急いで逃げた
④ 彼の無謀な浪費は財政破綻を遅らせた
②が正解。hastenの他動詞「(悪い出来事を)時間的に前へ引き寄せる=早める」というコアイメージがそのまま現れた用法。①や③はコアイメージを誤って捉えた訳、④は反対の意味になっている。
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