manuscript
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
manuscriptは「手で」を意味するラテン語「manu」と「書かれた」を意味する「scriptum」が合わさった言葉です。もともとは印刷技術がなかった時代に人の手で書き写された文書・書物を指していました。そこからコアイメージは「印刷・出版される前の、著者自身が書いた元の文書」です。スピーチ原稿・論文原稿・小説の草稿のように「まだ完成形になっていない手元の文章」というニュアンスも含まれます。また歴史的文脈では「古代の手書き文書・写本」という意味でも頻出します。
2意味一覧
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名詞
原稿・草稿(出版・発表前の元の文書)
著者が手元で書いた「出版前の元の文章」というコアイメージから、スピーチ原稿や小説・論文の草稿を指す最も一般的な用法になる。 -
名詞
写本・手書き文書(印刷術普及以前の手書きの古文書)
「手で書かれたもの」というコアイメージが直接表れた用法で、歴史学や文学研究の文脈で「中世の写本」などを指す際に使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「manuscript=原稿」と覚えると、歴史的文脈で出てきた際に「写本・手写し文書」と訳せず戸惑うことがある。コアイメージ「手書きの元文書」を意識すれば、文脈によって『原稿』にも『写本』にも対応できる。
scriptと混同しないこと。script は主に「台本・脚本・手書き文字」を指し、映画・演劇の文脈で使われることが多い。manuscriptは「著者による元の文書」という意味合いが強く、より改まった・学術的な文脈で使われることが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| draft | 「書きかけの草稿・下書き」というニュアンスが強く、まだ完成していない段階を強調する。manuscriptは完成した原稿にも使えるが、draftは未完成感が伴う。 |
| script | 映画・演劇・スピーチなど「読み上げ・演じるための台本」に特化して使われることが多い。manuscriptは書籍・論文・古文書と幅広く使える。 |
| text | 「テキスト・本文」と広く使える語で、manuscript のような「出版前の元文書」というニュアンスはない。 |
対義語: published work(刊行物)、print(印刷物)
6派生語・関連語
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manu-
接頭辞
「手で」を意味するラテン語由来(manufacture「製造する」, manual「手引き・手動の」なども同根) -
-script
語根
「書かれたもの」を意味するラテン語由来(prescription「処方箋」, description「描写」なども同根)
7コロケーション
- submit a manuscript(原稿を提出する)
- edit / revise a manuscript(原稿を編集・修正する)
- ancient / medieval manuscript(古代の・中世の写本)
8確認テスト
“The historian spent decades studying an illuminated manuscript from the 12th century.”
① 12世紀の出版された書籍
② 12世紀の彩色された写本
③ 12世紀のスピーチ原稿
④ 12世紀の印刷された新聞
② 12世紀の彩色された写本。manuscriptのコアイメージは「手で書かれた元の文書」であり、印刷術が存在しなかった12世紀という歴史的文脈では「写本(手書きの古文書)」と訳すのが最も自然。illuminatedは「金や色で装飾された」という意味で、中世の彩飾写本を指す定番表現。①と④は印刷を前提とした語で矛盾し、③は文脈に合わない。
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