marked
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
markedの根底にあるイメージは「何らかの形ではっきりと刻まれた・印づけられた状態」である。markという動詞が「印をつける」「痕跡を残す」を意味するように、その過去分詞・形容詞markedは「印がついた状態」を表す。この「印がついてはっきり見える」というコアから、物理的な「印のついた」という意味はもちろん、差異や変化が目に見えてはっきり分かる「著しい」という意味、さらには誰かの目に留まって「マークされた・目をつけられた」という意味まで自然に派生する。いずれも「見えない・曖昧」の逆で、何らかの形で目立って識別できる状態を指す。
2意味一覧
-
形
著しい、顕著な
変化や差異に「印」がついたように誰の目にも明らかに見える状態。「差が際立って見える」というコアイメージから来る。 -
形
印のついた、マークされた
最も直接的なコアイメージの具現化。物理的に記号や印が付着している状態を指す。 -
形
目をつけられた、監視されている
誰かの「目という印」が付いた状態。a marked manで「命を狙われている人物」など、注目・危険の印がついたニュアンスを持つ。 -
形
(アクセント・特徴などが)際立った、特徴的な
言語学などで使われる用法で、ある特徴が「印のように際立って付いている」ことを示す。見落とされがちだが学術文脈で重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
「著しい」という訳語だけを暗記すると、marked with a penのような「印のついた」という文脈や、a marked manのような「目をつけられた」という文脈で意味が取れなくなる。コアイメージ「はっきりと印がついた状態」を押さえれば、どの文脈でも対応できる。
remarkableやnotableとの混同に注意。remarkableは「改めて注目すべきほど優れた」という感嘆のニュアンスが強く、markedは「差異が目に見えて明らかな」という客観的・中立的なニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| notable | 「特筆に値する」という評価の意味合いが強く、markedの持つ「差異がはっきり見える」という視覚的・客観的ニュアンスよりも主観的な判断を含む。 |
| remarkable | 「驚くほど際立った」と優れたものへの感嘆を含む。markedは良し悪しを問わず差異が明瞭であることを示すが、remarkableは肯定的驚きのニュアンスが強い。 |
| pronounced | 「はっきりした・顕著な」の意味でmarkedに最も近い類義語。ただしpronounced accentのように「発音・特徴が際立った」場面で好まれる。 |
| distinct | 「他と明確に区別できる」に重点がある。markedは「差の大きさが目立つ」こと、distinctは「境界線がくっきりしている」ことに焦点がある。 |
対義語: slight、imperceptible、subtle
6派生語・関連語
-
mark
動・名
【動】印をつける、目立たせる 【名】印、跡、点数
-
markedly
副
著しく、顕著に(markedの副詞形) -
marker
名
目印、マーカー、採点者 -
remarkable
形
注目に値する、驚くほど優れた
7コロケーション
- a marked improvement / increase / difference(著しい改善・増加・差異)
- marked with ~(〜で印がつけられた)
- a marked man / woman(命を狙われている人・目をつけられた人)
8確認テスト
“The new policy has had a marked effect on reducing crime rates in the city.”
① 印のついた効果
② 著しい効果
③ 目をつけられた効果
④ 評価された効果
② 著しい効果。変化や影響に「印がつくほどはっきり見える」というコアイメージから、差異・変化が明瞭に感じられる文脈では「著しい・顕著な」が最も自然な訳になる。effect(効果)という変化を表す名詞を修飾しており、犯罪率の低下という具体的な変化が「目に見えてはっきり分かる」ことを示している。
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