metabolism
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
metabolismのコアイメージは「生体内での物質の絶え間ない変換・転換プロセス」である。語源はギリシャ語の metabolē(変化・転換)で、meta-(超えて・変えて)+ bolē(投げること)から成る。生物が食物を取り込み、それをエネルギーや体の構成成分へと作り変え、不要物を排出する一連の化学反応全体を指す。単に「消化」ではなく、同化(anabolism:物質を合成する過程)と異化(catabolism:物質を分解する過程)の両方を含む概念であり、「生きている限り止まらない物質の変換システム」というイメージが本質である。
2意味一覧
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名詞
代謝(生体内での物質の化学的変換プロセス全体)
食物→エネルギー→体の構成物質→廃棄物という「変換の連鎖」がコアイメージそのものであり、生命維持のための絶え間ない化学変換を指す。 -
名詞
新陳代謝(特に細胞レベルでの物質の入れ替わり)
「変換」のイメージは細胞の古い成分を新しいものに作り替える営みにも当てはまり、「新陳代謝」という訳が用いられる文脈もある。 -
名詞
(比喩的に)組織・社会における変革・刷新のプロセス
「古いものを取り込んで新しいものに変換する」イメージが比喩的に転用され、企業や社会の新陳代謝(人材・情報の入れ替わり)を指すこともある。
3例文
4よくある間違い・注意点
metabolismは「消化(digestion)」ではない。消化は物質を吸収しやすい形に分解するプロセスに限定されるが、metabolismはその後の細胞レベルでの合成・分解・エネルギー生産まで含む広大な概念である。
「metabolism が高い=痩せやすい」というイメージから、つい「カロリー消費」だけの意味に限定しがちだが、本来は合成(筋肉・ホルモン生産など)も含む双方向の変換プロセス全体を指す点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| digestion | 消化管での食物の分解・吸収に限定されるプロセスを指す。metabolismはさらに先の細胞レベルの変換まで含む、より広い概念。 |
| catabolism | metabolismの一部で、複雑な物質を分解してエネルギーを取り出す「異化」のみを指す。metabolismは合成(anabolism)も含む全体像。 |
| anabolism | metabolismの一部で、単純な物質から複雑な物質を合成する「同化」のみを指す。筋肉合成などがこれにあたる。 |
対義語: catabolism(異化)※あくまでanabolismとの対語、dormancy(休眠状態)
6派生語・関連語
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metabolic
形容詞
代謝の、代謝に関する(例:metabolic rate=代謝率)
-
metabolize
動詞
〜を代謝する、代謝によって変換する -
metabolite
名詞
代謝産物(代謝の過程で生成される物質)
7コロケーション
- boost / increase metabolism(代謝を促進する・上げる)
- metabolic rate(代謝率)
- slow metabolism(代謝が遅い状態)
8確認テスト
“Regular exercise is known to improve metabolism, which helps the body convert food into energy more efficiently.”
① 消化活動
② 免疫機能
③ 体内での物質変換プロセス
④ 呼吸機能
③ 解説:convert food into energy(食物をエネルギーに変換する)という表現がmetabolismのコアイメージ「物質の変換プロセス」を直接説明している。「消化(digestion)」は吸収までの過程に限定されるため①は不正解。metabolismは免疫や呼吸そのものではなく、それらを支える化学変換の仕組み全体を指すため②④も誤り。
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