reinforce
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
reinforce は re-(再び・さらに)+ in-(中に)+ force(力)が合わさった語で、「すでにあるものの中に、さらに力を注ぎ込む」というイメージが核心にある。物理的な構造物を補強するときも、軍隊に増援部隊を送るときも、人の信念や考えを強める(後押しする)ときも、すべて「もともと存在するものをさらに強固にする」という共通の発想から来ている。単に「強くする」(strengthen)よりも、「不十分・不安定な部分に力を補って安定させる」というニュアンスが強いのが特徴。
2意味一覧
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動詞
(物・構造物を)補強する、丈夫にする
建物や橋など物理的なものに「力を足し加えて」弱い箇所を強固にするコアイメージの最も直接的な表れ。 -
動詞
(軍隊・人員を)増強する、増援する
戦力という「力」を不足している部隊に追加注入するイメージ。例文の「兵士を送る」はまさにこれ。 -
動詞
(考え・信念・印象を)強める、裏付ける、後押しする
抽象的な「信念や印象」を一種の構造物として捉え、証拠や経験という「力」を加えてより確固たるものにするイメージ。日本語では「~を裏付ける」「~を後押しする」が自然になることが多い。 -
動詞
(行動を)強化する(心理学用語:報酬などで行動を定着させる)
行動心理学で「強化」と訳される用法。特定の行動パターンに「力を加えて」繰り返されやすくするというコアイメージが生きている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「strengthen(強くする)」と混同しがち。strengthen はゼロから強化する場合にも使えるが、reinforce は「すでに存在するものの弱点・不足を補う」という意味合いが強い。たとえば「筋肉を鍛える」は strengthen が自然で reinforce は不自然。
考えや信念に使う場合、日本語の「強化する」より「裏付ける・後押しする」の方が自然な訳になることが多い。reinforce a stereotype(偏見を強化する)のように否定的な文脈でも頻繁に使われるため、常にポジティブな意味だと思い込まないこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| strengthen | 「強くする」全般に使え、ゼロから鍛える場合にも使える。reinforce のような「不足・弱点を補う」というニュアンスは薄い。 |
| bolster | 支えが崩れそうなものをなんとか支持・維持するニュアンスが強く、「かろうじて保つ」感がある。reinforce よりやや緊急性・危うさを含む。 |
| fortify | 軍事・防衛的な「要塞化」から来ており、外からの攻撃・脅威に備えて強化するニュアンス。reinforce より防御的な意味合いが強い。 |
対義語: weaken、undermine
6派生語・関連語
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reinforcement
名詞
補強、増援(部隊)、強化;(心理学)強化子 -
reinforced
形容詞
補強された(例:reinforced concrete=鉄筋コンクリート)
7コロケーション
- reinforce a stereotype(固定観念を強化する)
- reinforce a message(メッセージを強調・定着させる)
- reinforced concrete(鉄筋コンクリート)
8確認テスト
“The new data reinforced the scientists’ theory about climate change.”
① 気候変動についての科学者たちの理論を覆した
② 気候変動についての科学者たちの理論を裏付けた
③ 気候変動についての科学者たちの理論を単純化した
④ 気候変動についての科学者たちの理論を修正した
② 解説:「すでにある理論(構造物)に、新たなデータという『力』を加えてより確固たるものにする」というコアイメージから、ここでは「裏付けた」が最も自然。「強化した」でも意味は通じるが、日本語として「データが理論を裏付ける」という表現の方が自然。①「覆す」はむしろ逆の意味(refute/overturn)、③④はコアイメージから外れている。
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