release
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
releaseの語源はラテン語の「re-(後ろへ)+ laxare(ゆるめる)」。何かによって「保持・拘束されていたものを、その束縛から解き放って外の世界に送り出す」というイメージが核心にある。人が牢屋から出るのも、アルバムが世に出るのも、ボールを手から放つのも、緊張や感情が解放されるのも、すべて「閉じ込められていたものを自由にする」という同じコアイメージから生まれている。日本語では文脈に応じて「釈放する・放つ・公開する・発売する・解放する・放出する」などと訳し分けるが、根っこは一つの大きなイメージである。
2意味一覧
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動詞
釈放する、解放する
拘禁・拘束という「閉じ込め」から人を解き放つのがコアイメージの直接的な表れ。 -
動詞
放つ、手放す、投下する
手や装置に「保持されていたもの」を外へ送り出す動作。矢・爆弾・ボールなど物理的な解放。 -
動詞
発表する、公開する、発売する
作品・情報が社内や制作側に「抑えられていた」状態から、世間という外の世界へ送り出すイメージ。 -
動詞
(感情・ストレスなどを)解き放つ、発散させる
内に溜まっていた感情やエネルギーを、内側の「拘束」から外へ出すというコアイメージそのもの。 -
名詞
釈放、解放;新作(映画・音楽など)の公開・発売
動詞の意味がそのまま名詞化したもの。「the latest release(最新作)」のような用法は頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「発表する」という意味でannounceと混同しやすいが、announceは「声に出して知らせる」ニュアンスで情報の伝達に焦点がある。releaseは「情報・作品を外の世界へ送り出す」ことに焦点があり、記者会見での発表よりも、公式に世に解き放つ行為全体を指す。
「free」との違いに注意。freeは単に「自由にする」が核心で、拘束の除去そのものを強調する。releaseは「保持していたものを手放して外へ出す」プロセスに焦点があり、情報・製品・感情など抽象的なものにも幅広く使える。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| free | 拘束をなくして自由にすることに焦点。人や動物に使うことが多く、「外へ送り出す」プロセスよりも「束縛がない状態にする」結果を強調する。 |
| launch | 製品やサービスを市場に「打ち出す」ニュアンスで、積極的な売り出し・売り込みのニュアンスが強い。releaseより意図的なプロモーションを含む。 |
| publish | 主に書籍・記事など文字情報の出版・発行に限定される。releaseは映画・音楽・ソフトウェアなど幅広いメディアに使える。 |
| discharge | 職務・義務・負担などから公式に解放する、または物質を放出するというフォーマルなニュアンスがあり、病院からの「退院」にも使われる。 |
対義語: capture、hold、detain、suppress
6派生語・関連語
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release
名詞
釈放;公開作品(映画・音楽など);発表、公表
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press release
名詞(複合語)
プレスリリース、報道発表(メディアへ情報を「解き放つ」文書)
7コロケーション
- release a statement(声明を発表する)
- release tension(緊張をほぐす・緊張を解放する)
- release a film / album(映画・アルバムを公開・発売する)
8確認テスト
“The government decided to release classified documents to the public.”
① 政府は機密文書を公衆に破棄することを決めた。
② 政府は機密文書を公衆に公開することを決めた。
③ 政府は機密文書を公衆から没収することを決めた。
④ 政府は機密文書を公衆に翻訳することを決めた。
② 「拘束されていたものを外へ送り出す」というreleaseのコアイメージが、「機密として内部に保持されていた文書を、一般社会(外の世界)へ送り出す=公開する」という意味に自然につながる。①③④はコアイメージと一致しない。
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