snob
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
snob のコアイメージは「社会的地位・教養・趣味などで自分は他者より上だと思い込み、格下と見なした人を見下す人物」です。もともとは18世紀イギリスで「靴職人」や「平民」を指す言葉でしたが、皮肉を込めて「貴族や上流階級に媚びへつらう人」→「自分も上流だと見せかけたがる人」という意味に転じました。単なる「いやな人」よりも具体的なニュアンスがあり、「上品さ・学歴・富・文化的趣味などを盾に他者を軽蔑する」という姿勢が核心にあります。だから訳も文脈によって「俗物」「気取り屋」「エリート気取り」など変わります。
2意味一覧
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名詞
俗物・気取り屋(地位・富・趣味などで自分は上だと思い込み、他者を見下す人)
自分を上に位置づけ他者を格下扱いするという核心から、「俗物」「気取り屋」という訳が導かれる。 -
名詞
エリート意識の強い人・選民意識のある人
知識・教養・趣味の分野で「自分だけが真のわかる人間だ」と思い込む姿勢から、intellectual snob(知的エリート気取り)のような用法も生まれる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「snob=ただのいやな人・意地悪な人」と覚えてしまうのは誤り。単に性格が悪いのではなく、「自分が上だという意識を持ち他者を見下す」という具体的な構造がある。mean(意地悪)や rude(無礼)とは区別すること。
「俗物」という日本語訳は誤解を招きやすい。日本語の「俗物」は「お金・地位に目がくらんだ人」のニュアンスが強いが、英語の snob は「自分を上に見せようとして他者を見下す人」であり、wine snob や intellectual snob のように趣味・知識の分野でも使われる点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| elitist | snob が個人の態度・性格を指すのに対し、elitist はエリート主義という思想・イデオロギーに基づく人を指す。より社会的・政治的な文脈で使われることが多い。 |
| pretentious | pretentious は「見栄を張る・もったいぶる」という形容詞で、実態以上に自分を大きく見せようとする行為全般を指す。snob はその人物そのものを名指しする名詞。 |
| condescending | condescending は「上から目線の・見下した態度の」という形容詞で snob の態度を描写する語。snob がその人を指すのに対し、condescending はその振る舞いを指す。 |
対義語: down-to-earth(気取らない人)、humble(謙虚な人)
6派生語・関連語
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snobbish
形容詞
俗物的な・気取った・人を見下すような -
snobby
形容詞
snobbish と同義。よりカジュアルな口語表現。 -
snobbery
名詞
俗物根性・気取り・人を見下す態度(snob の性質・行為を抽象的に指す)
7コロケーション
- intellectual snob(知識・教養で人を見下す人)
- be a total snob(完全な気取り屋である)
- wine / food snob(ワイン・食に関してうんちくを垂れて人を見下す人)
8確認テスト
“Don’t be such a snob — there’s nothing wrong with listening to pop music.”
① 意地悪な人
② 自分の趣味が上等だと思って人を見下す人
③ お金にがめつい人
④ 引っ込み思案な人
② が正解。この文では「ポップミュージックを聴くことを格下だと見なして見下す」という snob のコアイメージが表れている。① は mean に近い意味で誤り。③・④ は snob のニュアンスとは無関係。「趣味の分野で自分は上だと思い込み他者を見下す人」というコアイメージを把握していれば自然に導ける。
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