tribute
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
tributeの語根はラテン語のtribuere(分け与える、割り当てる)。古代ローマでは、征服された民族が支配者に定期的に金品を差し出す義務があり、これをtributumと呼んだ。ここから「力や偉大さを認めた証として差し出すもの」というコアイメージが生まれた。物理的な「貢物・税」から転じて、相手の価値や功績を認めて言葉や行動で示す「賛辞・敬意」という意味にも広がっている。重要なのは、単なるお世辞ではなく「相手の偉大さを認めて、それにふさわしいものを捧げる」という方向性が常にある点だ。
2意味一覧
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名詞
貢物;(服従の証としての)税・上納金
コアイメージの原義。支配者の力を認め、その証として差し出す金品や物資のこと。 -
名詞
賛辞;称賛の言葉・行為
相手の偉大さや功績を認め、その証として「言葉」を捧げるイメージ。pay tribute to ~で「~に賛辞を送る・称える」という頻出表現になる。 -
名詞
(人・物への)敬意;感謝の印
相手の価値を認め、それにふさわしい形(花束・追悼・行動など)で示す行為全般を指す。 -
名詞
(才能・影響力などの)証明・証
「be a tribute to ~」の形で「~の才能・力の証である」という意味で使われる。コアイメージの「力への承認」が抽象的に機能した用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「pay tribute to ~」を「~に贈り物をする」と字義通りに誤訳しがち。実際は「~を称える・敬意を表する」という意味で使われることがほとんど。物理的なプレゼントを渡す場面ではほぼ使わない。
「be a tribute to ~」の構文を見落としがち。この形では「賛辞」ではなく「~の証・証明」という意味になり、直訳すると不自然になる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| homage | 敬意や忠誠を示す行為・言葉。tributeより格式が高く、しばしば公式の儀礼や尊崇の念に用いる。pay homage toの形が多い。 |
| accolade | 主に受賞・表彰など公式な場での称賛・栄誉を指す。tributeが「捧げる行為」なのに対し、accoladeは「与えられる栄誉」のニュアンスが強い。 |
| compliment | 日常的・個人的なお世辞・褒め言葉。tributeのような「偉大さへの正式な承認」という重みがなく、軽いやり取りにも使える。 |
対義語: criticism、condemnation
6派生語・関連語
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tributary
形容詞・名詞
(形)貢物を納める;(名)支流(本流に水を「差し出す」川) -
contribute
動詞
貢献する、寄付する(同語根:con-「共に」+ tribute「捧げる」)
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attribute
動詞・名詞
(動)~のせいにする、帰する;(名)特質(同語根:at-「向けて」+ tribute「割り当てる」)
7コロケーション
- pay tribute to ~(~に敬意を表する・称える)
- a fitting tribute(ふさわしい賛辞・追悼)
- be a tribute to ~(~の証である)
8確認テスト
The athlete’s gold medal is a tribute to her coach’s dedication over the past decade.
① その選手の金メダルはコーチへの贈り物だ。
② その選手の金メダルはコーチへの感謝の気持ちを表している。
③ その選手の金メダルは、10年間のコーチの献身の証だ。
④ その選手はコーチに金メダルを捧げた。
正解は③。「be a tribute to ~」は「~の価値・力を証明するもの」という意味。金メダルという「偉大な結果」が、コーチの献身という「力・努力」を認めて示す証になっている。①は物理的な贈り物と誤読した例、②は惜しいが「感謝」より「証明」の方が正確、④は文構造を誤読した例。
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