competent
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
competentのラテン語源はcom-(完全に)+petere(向かう・求める)。つまり「ある目標や基準にきちんと到達できる状態」がコアイメージです。「天才的・卓越した」わけではなく、「求められる水準をしっかり満たしている」という意味合いが本質です。仕事であれば「ミスなくこなせる」、法律用語では「その権限や資格の範囲に入っている」という意味にも使われます。日本語で「有能な」と訳されますが、brilliantやexceptionalのような「飛び抜けた才能」は含まれておらず、むしろ「一定の基準をクリアしている、任せて安心できる」という信頼感のニュアンスが中心です。
2意味一覧
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形容詞
有能な、きちんとこなせる
求められる基準に確実に到達できる状態を指す。「天才」ではなく「任せられる」という信頼感がコアイメージに直結する。 -
形容詞
資格のある、権限のある
法律・公的な文脈で「その役割・判断を行う基準・権限を満たしている」という意味。法廷での「competent witness(証言適格のある証人)」などに使われる。 -
形容詞
(知識・能力が)十分な、及第点の
「優秀」とまではいえないが「必要十分なレベルには達している」というニュアンス。a competent performanceは「なかなか悪くない演奏」という評価を含む。
3例文
4よくある間違い・注意点
「competent=優秀・優れた」と誤解しがちだが、実際には「必要な基準を満たしている・任せて大丈夫」という中程度の肯定的評価。文脈によっては「まあまあ」というやや控えめな褒め言葉にもなる。
skillfulやcapableと混同しやすい。competentは「基準を満たしているかどうか」、capableは「潜在的にその力がある」、skillfulは「技術的に巧み」というニュアンスの違いがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| capable | 「潜在的にできる力がある」という意味が強く、可能性・ポテンシャルに焦点。competentは現時点で基準を満たしていることを示す。 |
| proficient | 特定のスキル・分野での「熟練・習熟」を示す。competentより一段上のレベル感で、特定技能に特化したニュアンス。 |
| skilled | 訓練によって身につけた「技術的な巧みさ」に焦点。competentが全般的な対応力を示すのに対し、skilledは技術面に限定される。 |
| qualified | 公式な資格・要件を形式的に満たしていることを指す。competentはより実質的な「こなせる力」に焦点がある。 |
対義語: incompetent、incapable、unqualified
6派生語・関連語
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competently
副詞
有能に、きちんとこなして -
competence
名詞
能力、適格性、(法律)権限・管轄
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incompetent
形容詞
無能な、基準を満たしていない -
incompetence
名詞
無能、不適格
7コロケーション
- a competent professional(一定の水準を満たしたプロ)
- competent to do(〜をする能力・資格がある)
- highly competent(非常に有能な・十分な能力を持つ)
8確認テスト
“Her performance was competent, but the director was looking for someone more inspired.”
① 彼女の演技は天才的だったが、監督はより経験豊富な人を求めていた。
② 彼女の演技は水準を満たしていたが、監督はより輝きのある人を求めていた。
③ 彼女の演技は資格に合格していたが、監督はより若い人を求めていた。
④ 彼女の演技はひどかったが、監督は諦めずに指導を続けた。
②
「competent」は「基準を満たしている・及第点」というニュアンスで、「卓越・天才」ではない。but以下に「より輝きのある(inspired)人を求めていた」と続くことから、「悪くはないが飛び抜けてはいない」という評価であることがわかる。これがcompetentのコアイメージそのものであり、②が最も自然な訳。
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