devote
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
devoteの語源はラテン語のdevovere(誓いを立てて神に捧げる)。「de-(完全に)+vovere(誓う・捧げる)」が根底にある。コアイメージは「ある対象に向けて、自分の時間・エネルギー・人生を完全に差し出す」こと。宗教的な献身から始まった言葉なので、中途半端ではなく「全力で・専念して」というニュアンスが常に漂う。だから「時間をさく」という訳でも、「一部だけ」ではなく「まとまった量をそこに向ける」感覚が伴う。「自分を捧げる」「専心する」「割り当てる」など文脈で訳は変わるが、いずれも一方向へのベクトルが強いのが特徴だ。
2意味一覧
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動詞
(時間・労力・人生などを)〜に捧げる、ささげる
自分が持つリソース(時間・エネルギー・人生)を、ある対象に向けて完全に差し出すというコアイメージそのもの。 -
動詞
〜に専心する、専念する(devote oneself to の形で)
「自分自身」を差し出す形になるため、他のことを顧みず一点に集中するという意味が生まれる。 -
動詞
(場所・ページ・資金などを)〜のために割り当てる・充てる
リソースを人だけでなく物・空間・お金に広げたもの。「この章はその問題に充てられている」のように、物理的・概念的な空間を差し出すイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
devote は必ず「devote A to B(AをBに捧げる)」の形をとる。×「devote to studying」ではなく、○「devote oneself to studying」または○「devote time to studying」のように、差し出す対象(A)を明示する必要がある。
「捧げる」という訳から、神聖・宗教的な場面だけと思い込みがちだが、時間・お金・ページ・章など日常的なリソースを「充てる・割く」という訳になる場合も頻出。文脈を見て柔軟に訳すことが大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| dedicate | devoteとほぼ同義だが、dedicateは「公式な宣言・作品の献辞」のニュアンスが強い(例:dedicate a book to someone)。devoteはより日常的な「継続的な専念」に使われやすい。 |
| commit | commitは「約束・義務として縛りつける」ニュアンスが強く、外部への宣言・契約感がある。devoteは内発的な「差し出す・捧げる」感覚に近い。 |
| allocate | allocateは「(計画的・合理的に)資源を配分する」という意味で感情的関与がなく事務的。devoteは意志と熱意を伴う点が異なる。 |
対義語: neglect、abandon
6派生語・関連語
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devoted
形容詞
献身的な、熱心な(例:a devoted teacher=献身的な教師)
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devotion
名詞
献身、傾倒、信仰心(例:devotion to duty=職務への献身)
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devotee
名詞
熱烈な支持者、信奉者(例:a devotee of classical music)
7コロケーション
- devote oneself to 〜(〜に専念する・身を捧げる)
- devote time/energy to 〜(〜に時間・エネルギーを割く)
- be devoted to 〜(〜に捧げられた・〜に専念している)
8確認テスト
The museum has devoted an entire wing to modern Japanese art.
① 美術館は現代日本美術を近代的な翼で飾った
② 美術館は現代日本美術のために建物の一棟全体を充てている
③ 美術館は現代日本美術を翼に込めて展示した
④ 美術館は現代日本美術のために募金活動を行った
②が正解。devote A to B は「AをBのために差し出す・充てる」というコアイメージ。ここでは「a wing(建物の一棟)」という空間的リソースを「modern Japanese art(現代日本美術)」に向けて割り当てている文脈。「捧げる」という日本語にとらわれず、物理的な空間を「充てる・割り当てる」と訳すのがもっとも自然。
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