encounter
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
encounterの語源はフランス語のencontrerで、「contre(反対側・向かい側)」に「en(中に入る)」が組み合わさったもの。つまり「向こう側からやってくるものと正面で出くわす」というイメージが核心にある。日本語の「出会う」より偶然性・予期しない感覚が強く、さらに「困難・障害・敵」など手強い相手と対峙するニュアンスも持つ。単なる「会う(meet)」と違い、遭遇した相手や状況が自分にとってある種の衝撃や挑戦をもたらすことが多い。名詞としても「遭遇・接触」のほか「(武力)衝突」を意味することがあり、このコアイメージから自然に導かれる。
2意味一覧
-
動詞
(偶然・予期せず)出会う、遭遇する
向こう側から来る存在と正面でぶつかるイメージ。計画した面会ではなく、予想外の出会いや接触を表す。 -
動詞
(困難・問題・反対意見などに)直面する、ぶつかる
障害や問題が「向こうから迫ってくる」感覚。「困難に出くわす」という文脈で頻出し、大学受験でも重要な意味。 -
名詞
遭遇、出会い;(武力・言語上の)衝突、対立
正面からぶつかるコアイメージがそのまま名詞化。偶然の出会いから軍事的な小競り合いまで、対峙の感覚を持つ「接触」全般を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「出会う」という訳語に引きずられて、人との出会いにしか使えないと思い込みがち。困難・問題・抵抗など「手強いもの」に直面する場面でも頻繁に使われる。encounter difficulty / encounter resistance は頻出表現なので必ず覚えること。
meetと混同しやすいが、meetは「約束して会う」も含む中立的な語。encounterは原則として予期していない・計画外の接触で、しかも相手が自分にとってインパクトある存在であるニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| meet | 最も広い「会う」。事前に予定した面会も偶然の出会いも含む中立的な語で、encounterの持つ「予期せず」「手強い」ニュアンスはない。 |
| come across | 偶然出くわすという点でencounterに近いが、よりカジュアルで日常的な表現。困難に立ち向かうような重いニュアンスは薄い。 |
| confront | 「正面から向き合う・対峙する」の意。困難や問題との対峙では共通するが、confrontは回避せず意識的に向き合うニュアンスが強く、より緊張感・対立感がある。 |
| face | 「直面する」の意でencounterと近い文脈でも使えるが、faceは状況を認識して向き合う姿勢に焦点があり、偶発性・衝撃性はencounterの方が強い。 |
対義語: avoid、evade、miss
6派生語・関連語
7コロケーション
- encounter difficulties(困難に直面する)
- encounter resistance(抵抗に遭う)
- a chance encounter(偶然の出会い)
8確認テスト
“During the experiment, researchers encountered unexpected resistance from the participants.”
①研究者たちは参加者と思いがけず出会った
②研究者たちは参加者から予期せぬ抵抗に遭遇した
③研究者たちは参加者に実験の抵抗を勧めた
④研究者たちは参加者に予想外の協力を求めた
②
encounterは「人との出会い」だけでなく「困難・抵抗などに直面する」という意味でも使われる。ここでのresistanceは「抵抗・反発」の意味なので、「予期せぬ抵抗に遭遇した」が最も自然。①は人と出会うと誤読した典型的な誤り。「向こうから迫ってくるものにぶつかる」というコアイメージをつかんでいれば迷わず②を選べる。
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