ecosystem
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
ecosystemは「eco(家・環境)」と「system(体系・仕組み)」の合成語。コアイメージは「ある場所に存在するすべての生き物と、その周囲の環境(気温・水・土壌など)が互いに影響し合いながら成立している一つのまとまったシステム」。重要なのは「個々の生き物」ではなく、「関係性のネットワーク全体」を指している点。生態学的な文脈だけでなく、近年はビジネス・IT分野でも「企業や製品を取り巻く関連サービス・コミュニティ全体」という意味で広く使われる。どちらの文脈でも「要素が孤立せず相互に依存して機能する有機的な全体」というコアイメージは変わらない。
2意味一覧
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名詞
生態系(生物群と非生物的環境が作る相互依存のまとまり)
生き物と環境が「一つの家(eco)」として機能するシステム全体を指す。個々の生物ではなく、関係性のネットワーク全体がこの語の本質。 -
名詞
(ビジネス・IT)エコシステム(企業・製品・サービスが相互依存して形成するネットワーク)
「相互に依存し合う有機的なシステム」というコアイメージが転用され、AppleやAmazonのようなプラットフォームを中心に関連サービスや企業が絡み合う構造をも表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「生態系」と訳すと「自然界の話だけ」と思いがちだが、現代英語ではビジネス・テクノロジー分野で「エコシステム」として頻出。大学入試の長文でも経済・テクノロジー文脈で使われることがあるので注意。
environmentと混同しないこと。environmentは「環境(背景・条件)」、ecosystemは「生物と環境が一体となった相互依存システム全体」。environmentはecosystemの構成要素の一部にすぎない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| biome | biomeは気候・植生で分類された大規模な地理的区分(熱帯雨林・砂漠など)。ecosystemは規模を問わずどんな相互依存システムにも使える。 |
| habitat | habitatは特定の生物が「生息する場所・環境」を指すにすぎず、関係性のネットワーク全体は含まない。ecosystemはそれ以上に広い概念。 |
| environment | environmentは生物を取り巻く「外的条件・環境」。ecosystemはその環境と生物群の相互作用まで含む一段上位の概念。 |
対義語: monoculture(単一栽培・単一文化)、isolated organism(孤立した個体)
6派生語・関連語
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ecology
名詞
生態学;生態(生物と環境の関係を研究する学問)
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ecological
形容詞
生態学的な;生態系に関する
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ecologist
名詞
生態学者
7コロケーション
- damage / destroy the ecosystem(生態系を傷つける/破壊する)
- protect / preserve the ecosystem(生態系を守る/保全する)
- digital / business ecosystem(デジタル/ビジネスエコシステム)
8確認テスト
Smartphone manufacturers are competing not just on hardware, but on building a more attractive ecosystem for developers and consumers.
① 自然環境の保護
② 開発者と消費者を惹きつける生態系の整備
③ 開発者や消費者を取り込む相互依存のサービス網
④ 製品の製造ラインの効率化
③
「生態系」という直訳では文脈が不自然になる。ecosystemのコアイメージ「要素が相互に依存する有機的なシステム全体」をビジネスに当てはめ、「開発者・アプリ・サービス・消費者が絡み合うネットワーク」と読むのが最も自然。②は「生態系」という訳語を機械的に使っており不自然。
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