exceed
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
exceedの語源はラテン語の「ex-(外へ)+ cedere(行く)」。つまり「ある基準・限界・境界の外側へ踏み出す」というイメージが核心にある。数値が上限を超えるときも、誰かの能力を上回るときも、期待という枠からはみ出るときも、すべて「ある線の外側へ出る」という動きを表している。「超える」と訳しても、あくまでそれは「枠の外へ出た結果」を日本語に置き換えたもの。量・質・程度いずれにも使え、「わずかでも境界の外側に出た」という客観的な事実を述べるニュアンスが強い。
2意味一覧
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動
(数値・量・限度を)超える、超過する
設定された数値や限度という「境界線」の外へ出ることを表す最も基本的な用法。 -
動
(他者・期待・基準を)上回る、凌駕する
他者の能力や期待という「基準線」を超えて外側へ出るイメージ。比較の文脈で使われる。 -
動
(許容範囲・権限を)逸脱する、越権する
権限や許容範囲という「枠」の外へ踏み出すこと。exceed one’s authority(越権行為をする)などで使われる重要な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
surpassと混同しやすいが、exceedは「ある基準・数値・限度を超えた」という客観的な事実の強調、surpassは「競争や比較の文脈で他を追い抜く」というニュアンスが強い。例えば速度制限はexceedを使い、ライバルを追い抜くシーンにはsurpassがより自然。
exceed は他動詞のみで、自動詞としては使えない。「It exceeded.(それは超えた)」のように目的語なしでは使えないので注意。必ず「何を」超えたかの目的語が必要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| surpass | 競争・比較の文脈で「他者・他のものを追い越す」ニュアンスが強い。exceedが「境界線を越える」のに対し、surpassは「誰か・何かを追い抜く」という相対的な動き。 |
| outdo | 努力や競争によって「他者をしのぐ、やり込める」というニュアンス。exceedより口語的で、意図的な競争の文脈で使われる。 |
| transcend | 物理的・概念的な限界を「はるかに超越する」という大げさで抽象的なニュアンス。exceedが客観的な数値や基準に使われるのに対し、transcendは哲学・宗教的文脈でも多用される。 |
対義語: fall short of、be within
6派生語・関連語
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exceeding
形
並外れた、非常に大きな(古風・文語的) -
exceedingly
副
非常に、極めて(=extremely) -
excess
名
超過、過剰、余剰
-
excessive
形
過度の、度を超えた
-
excessively
副
過度に、度を超えて
7コロケーション
- exceed the speed limit(速度制限を超える)
- exceed expectations(期待を上回る)
- exceed one’s authority(越権行為をする)
8確認テスト
The manager was reprimanded because he had exceeded his authority in approving the contract.
① 彼は権限を最大限に活用したため
② 彼は契約承認において越権行為を行ったため
③ 彼は権限の範囲内で判断を下したため
④ 彼は上司の権限を借りて契約を進めたため
② exceedのコアイメージは「枠の外へ踏み出す」こと。ここでは「authority(権限)」という許された範囲の外へ出てしまったことを表しており、「越権行為」が最も自然な訳。「reprimanded(叱責された)」という文脈からも、限度を逸脱したというネガティブな意味であることが確認できる。
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