racial
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
racialのコアイメージは「人種(race)という軸・カテゴリーに関連している」こと。raceは肌の色・血統・民族的起源などによって人々を分類する概念であり、racialはそのraceを形容詞化したもの。「人種差別」「人種的多様性」「人種的アイデンティティ」など、人種という軸がどのような文脈で登場するかによって日本語訳は変わるが、根底には必ず「人種という区分・カテゴリー」を参照しているという感覚がある。neutralな学術的文脈でも、差別・不平等という社会問題の文脈でも使われるため、文脈の読み取りが重要。ethnicが「民族文化・慣習・言語」に焦点を当てるのに対し、racialは「肌の色・身体的特徴による分類」に焦点を当てる傾向がある。
2意味一覧
-
形容詞
人種の、人種に関する
「人種(race)という軸」に属する・関連するという基本的な形容詞用法。差別的意味合いはなく、人種を客観的に指す中立的な表現としても使われる。 -
形容詞
人種間の(異なる人種どうしの関係・対立に関する)
「人種という軸」を複数の集団が共有するとき、その集団間の関係・摩擦・調和を表す用法。racial tension(人種間の緊張)などが典型例。 -
形容詞
民族の、民族的な
日本語では「人種」と「民族」が混用されることが多く、racialも文脈によっては「民族的な」と訳す方が自然な場合がある。ただしethnicとは異なる文化的含意を持つ点に注意。
3例文
4よくある間違い・注意点
racialとethnicの混同に注意。racialは主に肌の色・身体的特徴による分類(黒人・白人・アジア系など)に用いるのに対し、ethnicは言語・宗教・文化・慣習など民族的背景に焦点を当てる。例えばアメリカ系ユダヤ人はracially whiteとされるが、ethnically Jewishと表現されることが多い。
racialは必ずしも差別的・否定的な文脈とは限らない。racial diversity(人種的多様性)やracial identity(人種的アイデンティティ)のように中立・肯定的に使われる場合も多い。「人種の」という字面に引きずられ、常にネガティブなものだと思い込まないようにすること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| ethnic | 文化・言語・宗教など民族的背景に焦点。racialが身体的・外見的特徴による分類に重点を置くのに対し、ethnicは文化的アイデンティティ寄り。 |
| cultural | 習慣・芸術・価値観など文化全般に関する語で、人種・民族的区分とは必ずしも連動しない。racialより広い概念。 |
| demographic | 年齢・性別・収入・人種など人口統計上の属性全般を指し、人種に限定されない。学術・マーケティング的な響きが強い。 |
対義語: universal、individual
6派生語・関連語
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race
名詞
人種、民族
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racism
名詞
人種差別主義
-
racist
名詞・形容詞
人種差別主義者(の) -
racially
副詞
人種的に(見て) -
multiracial
形容詞
多人種の、複数の人種からなる
7コロケーション
- racial discrimination(人種差別)
- racial equality / racial inequality(人種的平等/不平等)
- racial diversity(人種的多様性)
8確認テスト
Critics argue that racial profiling by police unfairly targets minority communities.
① 人種的な犯罪歴の照会
② 人種的プロファイリング(人種を根拠とした疑いの絞り込み)
③ 民族文化の調査記録
④ 人種別の健康診断プログラム
② 正解は②。racialは「人種という軸で区切る」コアイメージを持ち、profilingは「対象者の属性から判断する行為」。合わせると「人種(肌の色など)を根拠に犯罪者候補を絞り込む警察の行為」を意味する。これは少数民族コミュニティが不当に標的にされるとして批判される社会問題。①・④は文脈に合わず、③はethnic(民族文化)の用法に近い誤り。
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