addict
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
addictのコアイメージは「ある物事に心や行動を完全に支配・拘束されている人」です。語源はラテン語の’addictus’(奴隷として引き渡された者)で、自分の意志ではなく何かに「縛られている」状態を表します。薬物や行為への病的な依存を指す「中毒者」が典型ですが、ネガティブな支配に限らず、ある趣味や対象に夢中でいられない「大ファン・熱狂的愛好家」にも使われます。どちらも「その対象なしではいられない」という強い引力に引っ張られた状態が根底にあります。
2意味一覧
-
名詞
(薬物・アルコールなどの)中毒者、依存症の人
物質に精神・身体を完全に支配されてしまった人。コアイメージの「拘束・奴隷状態」が最も強く表れた用法。 -
名詞
(趣味や活動の)熱狂的愛好家、大ファン
負の依存ではなく、対象への強い引力に「とらわれた人」として使われる。ネガティブなニュアンスは薄れるが、「やめられない」感覚は共通。 -
動詞(be addicted to の形で)
〜に中毒・依存している、〜に夢中になっている
名詞と同じコアイメージを動詞的に表現。’be addicted to’の形が定番で「〜に縛られた状態にある」という受動的な縛られ感が伝わる。
3例文
4よくある間違い・注意点
addictは名詞(人)が基本形。「中毒状態」そのものはaddiction(名詞)、「中毒の」はaddicted(形容詞)を使う。’He is addict.’とするのは誤りで、’He is an addict.’または’He is addicted to drugs.’が正しい。
「大ファン」の意味で使う際、日本語の「ファン」より依存・執着のニュアンスがかなり強い。軽い好みにはfan / enthusiastの方が自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| enthusiast | 好意的な熱中を表し、依存・拘束のネガティブなニュアンスがない。addictより「自発的な情熱」の色合いが強い。 |
| junkie | addictより口語的・俗語的で、特に薬物依存者を指すことが多い。比喩的に「〜マニア」にも使うが、addictよりさらに強い否定的響きがある。 |
| fanatic | ある思想・対象に過激なほど傾倒している人。addictが「止められない依存」なら、fanaticは「盲目的な熱狂」に重点が置かれる。 |
対義語: abstainer、moderate
6派生語・関連語
7コロケーション
- drug addict(薬物中毒者)
- be addicted to〜(〜に依存している・夢中である)
- self-confessed addict(自認する熱狂的ファン)
8確認テスト
“My little brother is a total video game addict — he plays for six hours every day without fail.”
① 彼はテレビゲームをめったにしない人間だ
② 彼はテレビゲームのプロゲーマーだ
③ 彼はテレビゲームにどっぷりはまっている人間だ
④ 彼はテレビゲームを研究している専門家だ
③
「やめられない・なしではいられない」というコアイメージが、「6時間欠かさずプレイする」という文脈と呼応している。ここでのaddictは薬物依存ほど深刻ではなく、「完全に夢中な人・熱狂者」のニュアンス。totalがその強さをさらに強調している。
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