capability
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
capabilityの語源はラテン語のcapere(=つかむ、収める)で、able(できる)と組み合わさった言葉です。「何かをつかみ取れるほどの器や器量がある」というイメージが根底にあります。単なる「今できること」ではなく、「そのポテンシャルや器が備わっている状態」を指すのが特徴です。だから「能力」だけでなく「将来性」「(軍事・技術的な)戦力」など、まだ完全に発揮されていない潜在的な力にも使われます。abilityが「実際に発揮できるスキル」を指すのに対し、capabilityは「発揮できる余地・可能性を持った力」というニュアンスが強い点が重要です。
2意味一覧
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名詞
能力・力量(潜在的な)
「この器があれば成し遂げられる」という潜在的な力量を指す。実際に発揮済みかどうかではなく、その資質や器が備わっていることを表す。 -
名詞
将来性・発展可能性
「まだ発揮されていない潜在的な器」のイメージが、将来に向けた可能性・伸びしろという意味に自然につながる。 -
名詞(複数形 capabilities)
(軍事・技術的な)戦力・機能・設備
国家や組織が「保有している潜在的な力の総体」を指し、軍事力・技術力・インフラなどに広く使われる。ニュース英語でよく登場する重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
abilityと混同しやすいが、abilityは「実際に習得・発揮できるスキル(He has the ability to speak French.=実際に話せる)」、capabilityは「そのための潜在的な器・素質がある(He has the capability to learn French.=習得できる素質がある)」というニュアンスの違いがある。
複数形 capabilities はニュース英語で「軍事力・技術力・設備」という意味で頻出だが、単語帳には載りにくい意味なので要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| ability | すでに身につけている・発揮できるスキルや技能を指し、capabilityより「現在の実力」感が強い。 |
| capacity | 「最大限どこまでできるか」という上限・容量のイメージが強く、人だけでなく物(容器の容量など)にも使う。capabilityより客観的・数値的なニュアンス。 |
| potential | 「まだ眠っている・引き出されていない可能性」に特化した語。capabilityより「未来志向・未発揮」のニュアンスがさらに強い。 |
対義語: inability、incapability
6派生語・関連語
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capable
形容詞
能力がある、有能な(be capable of doing で「〜する能力がある」)
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incapable
形容詞
能力がない、〜できない(be incapable of doing) -
incapability
名詞
無能力、できないこと
7コロケーション
- have the capability to do(〜する能力・器がある)
- military / nuclear capabilities(軍事力・核戦力)
- demonstrate / show capability(能力・力量を示す)
8確認テスト
The new software significantly enhances the data-processing capabilities of the system.
① そのシステムのデータ処理の将来性を高める
② そのシステムのデータ処理の技術的な能力・機能を大幅に向上させる
③ そのシステムのデータ処理のスキルを改善する
④ そのシステムのデータ処理の許容量を制限する
正解:②。capabilitiesが複数形で使われており、システムや技術が「保有する力の総体・機能」を指す典型的な用法。この文脈では「能力・機能」が最も自然。①の「将来性」は人に使うニュアンスが強く不自然。③のskillはcapabilityの類義語に近いが、ソフトウェアには使わない。④は意味が逆。
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